「高齢者エアコンつけない問題」暑さの感覚が鈍い認知症母を熱中症から守るため、娘がとった方法/ワフウフ

みなさんこんにちは!ワフウフです。

認知症になった母・あーちゃんの介護を姉・なーにゃんとふたりで協力しながらしています。

認知症になった母の通院治療を妨害したり、生活費を渡さないうえ、母の預金を取り上げようとする父・たんたんから逃れて、母は2019年4月に介護付有料老人ホームへ入居しました。

【前回】大人しい認知症母が喧嘩!? 相手は怪我を...騒動を知った娘たちがさらに「ショックだったこと」

毎日酷い暑さが続いていますね。

今回は、高齢の親を持つ方の多くが経験したことがあるのではないかと思われる「高齢者エアコンつけない問題」について書こうと思います。

認知症の人だけではなく高齢者全般に言えることですが、皆さん暑いという感覚が鈍くなるようです。

母のいる介護付有料老人ホームで暮らす方たちも、夏でも長袖は当たり前で、更にはダウンベストを着ていたり、分厚いカーディガンを着ている方も珍しくありません。

母もそのひとりです。

夏でも長袖にカーディガンがを重ねて、内側がボアになったズボンをはいて涼しい顔をしています。

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ですが、歩くのを支えるために腕を組むとじんわり汗はかいているのです。

身体は暑くても、それを認識できていないようなのです。

そのため、「無理しているわけじゃないのよ、私寒がりだから!」と言い張り、真夏でも部屋のクーラーをなかなかつけてくれません。

夏に面会に行くと、サウナのようになっている暑い部屋で布団をかぶって寝ていたりするので、熱中症になるのではないかと夏は毎年心配でたまりませんでした。

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老人ホームではそういう方が多いらしく、職員さんが各居室を回ってクーラーをつけてくださるのですが、母はすぐにリモコンでそれを消してしまうらしいのです。

一度、それを防ぐために職員さんがリモコンを預かってくださったのですが、そうすると「リモコンがないんです‼︎」とひっきりなしにスタッフルームへ訴えに行くようになりました。

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母のあまりのしつこさにリモコンは返してくださったのですが、「リモコンを持って行かれた」という記憶が母に残ってしまい、今度はリモコンを盗られると思い込んで隠すようになってしまいました。

(そして自分で隠した事を忘れまたなくなったと騒ぐ...)

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しかし、あまりにもしょっちゅうリモコンを隠していたせいで、母は遂には「リモコン」という存在を忘れてしまったようです。

毎年夏になると母のエアコンつけない問題に頭を悩ませたものですが、今ではスマートリモコンでスマホのアプリから母の部屋の室温管理をしています。

母がリモコンの存在を忘れているおかげでクーラーを消されずに済み、母は涼しい部屋で過ごすことが出来ています。

(クーラーがついていることにすら気づいていないようです)

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

ワフウフ

アラフィフの主婦。昭和を引きずる夫、大学生の長男、高校生の長女の四人家族。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに忘備録としてAmebaでブログを始める。電車で1時間半強かかる場所に住む実母の生活のフォローに姉とふたりで四苦八苦する毎日を、イラストと笑いと毒をほんのり混ぜながらブログに綴る。

ワフウフさんのブログ:「アルツフルデイズ」

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