<この体験記を書いた人>
ペンネーム:こころん
性別:女性
年齢:51
プロフィール:独身。1人暮らし中。実家に行ったり来たりの日々を送っています。
私が実家に帰るたびに感じるモヤモヤ話です。
父(83歳)は季節を問わずよく、くしゃみをします。
外では気をつけているようですが、家では口を覆わず、豪快にくしゃみをします。
違う部屋にいても、父のくしゃみの音にビックリするときがあるほどです。
生理現象ですし、家で我慢する必要はないのですが、マナーを守ってほしいときもあります。
それは食事中です。
食事中でも口を覆わず思いっきりハクション!
これが何度もとなると、家族とはいえいい気がしません。
「せめて顔をそむけて」と言うのですが、くしゃみを出すときの体勢を変えられないのか、家族だからいいと思っているのか、一向に改善されません。
そんな父ですが、洗米や食器洗いなど台所仕事を率先して手伝ってくれるので、母(79歳)も私も助かっています。
シンク周りやキッチン台もきれいに拭きあげてくれるので、父が食器洗いをした後はスッキリ。
気持ちのいい状態にしてくれます。
ただ、先日台所でも豪快なくしゃみをするのを目撃してしまったのです。
その日も父はいつものように食器を洗っていました。
最後の食器をすすぎ、洗い終わるそのとき、水切りカゴに向かって...。
「ヘーッブシュン!」
時間をかけて洗ったばかりの食器に、思いっきりくしゃみを浴びせたのです。
目が点になりながらも、咄嗟に出てしまったのだろうと自分に言い聞かせ、何も言いませんでした。
ですが、それだけでは終わりませんでした。
ある日の食事中、父が自分でお味噌汁をよそいに台所に行ったとき、ついでとばかりに水切りカゴにあった食器をわざわざ、なおし始めたのですが...。
「ヘーッブシュン!」
食器棚の中に向かって、いつもの豪快なくしゃみ。
私の眉間にシワが寄るとともに、食欲が失せたのを覚えています。
さらに別の日には、あろうことか冷蔵庫の中に向かってしたのです。
私のモヤモヤは一気に爆上がり。
ですが、ここまでくると、怒りよりも諦めの境地が勝り、うなだれるしかありませんでした。
台所のことを率先して手伝ってくれる父。
くしゃみをするとき、口を覆いさえしてくれたらと思うのですが、父を変えるのは難しそうです。
とりあえず、食器は水ですすいでから使うなど対処していますが、最近は父が台所に行くと、くしゃみをしないかとソワソワしてしまい、実家に帰っても気が休まらない私です。
人気記事:《漫画》「俺が面倒見る!」だと? 1人暮らしの叔母の「貯蓄額」を聞き豹変した従兄夫婦<前編>
人気記事:《漫画》止まらない涙...10歳の私が「酒好きの父」を避けるようになった母の誕生日での出来事<前編>
人気記事:夫の実家の異様な食事風景。座ることも許されず壁に向かって立たされた私《かづ》
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。