<この体験記を書いた人>
ペンネーム:むらまゆ
性別:女性
年齢:46
プロフィール:46歳の主婦です。以前働いていた時の話です。
46歳主婦です。
夫は48歳会社員、息子は19歳専門学校生です。
私は高校卒業から21年間正社員として働いてきましたが、17年前に職場でのイジメをきっかけにうつ病を発症しました。
その後、休職、復職を経て頑張っていこうと思っていましたが、気持ちが安定せず7年前に退職しました。
2021年の春頃から、うつ病がようやく安定してきたので再就職しました。
主治医から、まずは短期、慣れてきたら長期、それから正社員を目指すように、と進められ、まずは時間等の融通がきく派遣として働くことにしました。
2022年より2月から2カ月働いた派遣先は、朝9時から昼1時間の休憩を挟んで夕方17時までひたすらデータ入力をする仕事でした。
嫌いではない仕事でしたが、働くうちに問題点が出てきました。
作業中、頭が突然真っ白になってしまうのです。
カフェイン入りドリンクや錠剤でカバーしていたのですが、目が疲れて見えなくなってしまうこともあったため、強い目薬でカバーしていました。
そしてミスも多く...。
「速く、ミスなく」が基本の職場です。
勤務して2週間後、上司である派遣元の正社員に呼ばれました。
「ミスが多すぎるから直して」
言われたことはそれだけしか覚えていません。
その方は圧が強く、半ギレ状態で30分延々と説教されたのです。
叱られた私は涼しい顔で職場に戻ることができず、衝動的に自分の太ももを殴って青痣を作ったり、泣き叫んだりしてしまいました。
その後、ミスは減りましたが、多分その事が原因で2度と声がかかることはありませんでした。
その後、2023年初めに1カ月の短期で働いていたときのことです。
仕事は初めてのことばかり。
2つ3つのタスクを同時進行で行うことができず、頭の中がとっちらかってしまった私。
そのときに出会った短期派遣の50代の女性から指摘されました。
「落ち着きがない」
「細かいミスばかりする」
「マルチタスクができない」
以前の職場と同じことを言われて悩んだ私は、うつ病でお世話になっている主治医に相談しました。
「もしかして発達障害の傾向があるかもしれないから検査しよう」
そう言われて検査を受けた結果、やはりその傾向が強いことが発覚し、現在は投薬をしています。
私の症状や状態が発達障害と診断された方すべてに当てはまるわけではありません。
ただ、私の場合はあの50代の女性から言われたことが顕著に出ていたようです。
最初は厳しい言葉に落ち込むことしかできませんでしたが、それがヒントになって今は自分を知ることができ、とても感謝しています。
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