実家から遠く離れて再婚、妊娠。その途端、親の介護が必要になり...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ラブラブ
性別:女
年齢:41
プロフィール:子ども一人を、働きながらシングルで育てていましたが先日再婚。親の介護と子育ての両立に悩む日々です。

実家から遠く離れて再婚、妊娠。その途端、親の介護が必要になり... 14.jpg

自然に囲まれた田舎で、シングル&ワーキングマザーとして10年間ちょっと、実父母の両親の手を借りながら、子育てしてきました。再婚はしないつもりで、両親と子どもと一緒に住む家を建て直す資金を貯めていました。

ところが数年前、SNSを介して自営男性と知り合いました。

数百キロ離れた所に住む彼でしたが、偶然、彼の出張先が私の住む町になり、月数回こちらへ来てくれるようになりました。

彼から積極的にアプローチがあり、出張の際に会うことになりました。彼は当時、既婚者。わがままで精神的に問題がたくさんある妻とは、この先絶対に離婚するつもりだと、出会ったその日に告げられました。それまでにメールでやりとりしていた感じから、彼はとても優しくて子煩悩、行動力もあって頼もしく思えました。妻が変わり者で相当苦労させられているという話を聞いて、彼に同情すると共にどんどん惹かれていく自分がいました。私の子どもにも、会ったその日から、まるでお父さんのような接し方をしていて、子どもが嬉しそうに手をつないで歩く姿に、彼との未来を考えるようになりました。


数年間、遠距離恋愛の形でお付き合いをしていましたが、彼は半年前に離婚を成立させ、ついにひとり身に。念願のフリーになったのです。彼は前妻との間に複数子どもがいるとのことでしたが、私との間にも子どもが欲しいと言い出しました。年齢を考えるとためらう部分もあったのですが、彼(夫)のことが大好きだし、何より、こんなに人に愛されているという実感を持ったことがなかったので、この人となら幸せな未来が待っているのでは?と考え夫の希望を受け入れました。

そして、私はすぐに妊娠しました。妊娠後すぐに籍を入れ、私は仕事を退職。仕事よりも大好きな夫と一緒に暮らせることのほうが大きく、後悔はありません。夫の家に引っ越し、新生活をスタートさせたのです。実家近辺では私の再婚に対する目が厳しい現実もあったので、夫のほうへ行くことにためらいはありませんでした。

ところが、私の妊娠発覚と同時に、実家の父親が心筋梗塞で倒れたとの連絡が入りました。入院を余儀なくされ、看病のため、家族の誰かが父のもとに行かなければならない状態になってしまったのです。

私の母親は足腰が弱く、車の運転ができません。何しろ、山深い田舎なので車は足として必需品なのですが、ずっと父か私が用事がある時は車を出してくれていました。そんな母親なので、父親の看病をするにも1時間に一本も来ない路線バスを使っていくなど、その負担に限界がありました。幸い、実家の近所に住む私の兄と兄嫁が入院の付き添いなどを現在行ってくれて、助かっています。

離婚して、子どもを連れて戻った私を文句ひとつも言わずに受け入れ、孫の面倒を見てくれていた父母。今こそ、恩返ししなければと思いつつも、私は妊娠初期でつわり真っ只中。自身も苦しい中、どうしようもありません。子どもは夫と一緒にこちらの地域での生活を満喫しています。

最近の私の本音は、なぜこちらに住むって言ってしまったのかな......です。夫は場所を選ばずできる仕事って聞いていたし、それなら、私の実家に近い場所で、居を構えても良かったのではないか......。

今更ながら、ひとりもんもんとした日々を送っています。

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