【体験レポ】前日夜はトイレで朦朧...40代後半、大腸の「内視鏡検査」を受けてみた/フニャコ

40代後半のフニャコです。

数年前に父が大腸がんで亡くなったため、私も検査しなくてはと思いながらも先延ばしにしてきた大腸の内視鏡検査、思い切ってようやく受けてきました。

普段は猫との暮らしを書いていますが、今回はその体験談を書かせていただきます。

数ある体験談の1つとして私の体験もどなたかの参考になれば幸いです。

【前回】愛猫の爪切りで失敗! 深爪で血が止まらない...動揺しながら試した「対処法」

事前に問診があり、検査の説明を受けました。

便秘の私は検査の1週間前から便を柔らかくする薬を飲み始めたのですが、最後の追い込みとなる前日の夜に飲まなくてはいけない液体の下剤が怖かった...!

【体験レポ】前日夜はトイレで朦朧...40代後半、大腸の「内視鏡検査」を受けてみた/フニャコ 大腸がん検査1.PNG

案の定、真夜中にトイレに駆け込んだ私はギューッと絞られるような腹痛で悶絶しました。

手足と頭がどんどん冷たくなるのに体は暑くて汗でびっしょりになり、朦朧としていました。

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苦しくて便器に座っていられず、なんとか残った理性でパンツを履き床に倒れ込みました。

ひんやりした床が気持ち良い...。

そのままじっとしていると、横になってからだんだんと痛みも和らいできたような...。

とんでもない痛みのピークは過ぎ、朝まで少しソファーで眠ることができました。

そして迎えた検査当日の朝。

便意を感じてから数分なら耐えられそうなお腹の具合でした。

そしてトイレへ行くとその後はしばらく大丈夫そうな感じ。

病院まで車で40分の距離があり本当なら自分で運転して行きたかったのですが、鎮静剤を使用するため自分で運転することは禁止されていました。

バスや電車などの公共機関を使おうかと考えましたがすぐにトイレへ行けません。

外で漏らしてしまう危険性を考えれば、背に腹はかえられません。

高いけどタクシーを使うことにしました。

便意を感じたらすぐコンビニに寄ってもらおう...!

念の為、夜用の生理用ナプキンを着用しました。

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まさかの運転手さんの機嫌の悪さに、コンビニに寄ってほしいと言える空気ではありませんでした。

不安でしたが幸いタクシーに乗っている時に便意はやって来ず事なきを得ました。

よかった...!

病院で受付をしロッカーに貴重品を預け、説明を受けいよいよ大量の下剤です。

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120ml下剤を飲み、その後240mlのお茶を飲むのが1セット。

それを20分置きに飲み進めます。

だんだんと時間通りに飲めなくなってくる人もいるそうですが、遅れても大丈夫とのことでした。

うん?全然いける...!

普段500mlのペットボトルもなかなか飲めないので不安だったのですが、しょっぱめのスポーツドリンクを不味くした味の下剤をグッと飲んだあと口の中をお茶でリセットすることが出来たからか、問題なく飲めました。

途中で私より一足先に下剤を飲んでいた方が話しかけてきました。

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人見知りなのですが共通の話題があるため会話に困ることはありません。

戦友です。

お互い突然の便意で会話の途中でトイレへダッシュです。

トイレも個別に割り当てられているのでバッティングすることなく使用できます。

もうすでに水様になっている便。

数メートル先のトイレに駆け込んでいたのですが、自分の意思とは関係なく辿り着くまでに漏れてしまったではありませんか...!!

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感覚としてはマズイ状況でしたが生理用ナプキンに助けられ、下着を汚すことはありませんでした。

思ったよりその頃には量自体も減っていたようです。

そうこうしているうちに準備が整った戦友を心の底から応援の気持ちで送り出し、私自身も検査が近づいてきていました。

下剤はすべて飲んでいませんでしたが便の状態が検査が出来る状態になったので、いよいよ患者衣に着替えて点滴をして待ちます。

【体験レポ】前日夜はトイレで朦朧...40代後半、大腸の「内視鏡検査」を受けてみた/フニャコ 大腸がん検査7.PNG

検査中に便意が催してしまったらどうしようと看護師さんに聞くと、その時は吸い取りながら検査を行うので心配しなくて大丈夫とのことでした。

いよいよ検査室に入り検査台に横になります。

先生も入ってきて少し会話をしたあと点滴に鎮静剤と痛み止めを注入され、膝を抱えるような格好で左向きになりました。

「始めます」

カメラが入ってきた感覚を感じた瞬間部屋の電気が消され、その瞬間意識が無くなりました。

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目覚めたのは看護師さんに「終わりましたよ」と肩を叩かれた時でした。

その時は右を向いていましたが、検査中体を動かした記憶も全く無く、どのぐらい眠っていたのかも分かりません。

大腸の内視鏡検査の記事を書こうとしながら、肝心の部分は「ただ眠っていた」だけです...。

目が覚めたら終わっていて、検査後も違和感も痛みも全くありませんでした。

少しベッドで休んだ後、先生から写真を見せてもらいながら検査結果を聞きました。

全く異常もなく綺麗な腸だったらしく、次回は5年後ぐらいで良いそうです。

もう漏らす不安は無く、体調も良かったため帰りは路線バスで帰りました。

検査を受けた感想は、当日の検査よりも前日の下剤での腹痛が何よりもつらかった...!

それと下剤を飲んでいるため、病院まで漏らさないかずっと不安でした。

履き替えやすいスカートにして紙パンツにするともっと安心できたかもしれません。

それと大量に水分を摂るので寒がりの私はとても寒かったです。

春でしたがお腹にカイロを貼っていて丁度良かった。

そして次回検査を受ける時は家族に送迎してもらえる時にしようと思います。

何より腸の状態を知ることが出来てとても安心できました。

受けてよかったです。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

フニャコ

娘が小学生に上がる頃に猫2匹を迎え、絵日記ブログにて猫と家族との日常を更新中

フニャコさんのブログ:おそらくその平凡こそ幸せ

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