子は親を選べない...グレてしまった息子を「見捨てる発言」したママ友に唖然/かづ

アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。

皆さん「ママ友」はいらっしゃいますか? 私の長きにわたる人生の中の、色んなママたちのお話をしようと思います。

※登場人物はすべて仮名です

【前回】総額数百万円を返さない「借りパクママ友」に再び遭遇! 今度こそ...と思ったら顔が傷だらけ!?

子は親を選べない...グレてしまった息子を「見捨てる発言」したママ友に唖然/かづ pixta_92799063_S.jpg

ご近所中からお金を借りまくったまま引っ越した谷さん。

数年ぶりに再会した彼女の顔にはいくつもの青あざがあった。

息子が小学生の頃にスポーツクラブで一緒だった子(谷さんの長男)の近況を聞くと、堰を切ったように話し出す。

「夏に戻って来た時に、両腕にタトゥーがグワー!!っと入っててん...そりゃ背中もすごかってん...」

ナンデスト!!

「自分で入れたんやろうけど、入れざるを得んように仲間に追い込まれて、そんで入れてしもたって言うてたけどな...。顔も殴られてボコボコで、鼻が折れたままで固まって曲がったままやったわ」

谷さんの話を聞きながら、私の頭の中ではTVか映画のシーンが出ては消え、消えては出てだった。

私は話を聞き続ける中、谷さんの顔のあざや傷のことも気になったが、本人が「転んだ」と言い張る限りこれ以上聞いても話さないと思った。

それよりも息子さんが置かれている状況で頭がいっぱいだった。

どうアドバイスすればいいのか途方に暮れている私に、谷さんは更に続ける。

この時私の中にはいろんな感情が渦巻いていた。

このオカンがアッチコッチで借金しまくって、息子の友達の親からも軒並み借りまくって(私もその一人)、近所にも職場にも元職場にも借りまくって、それでニッチもサッチも行かんようになって、突然夜逃げするみたいに引っ越して転校して...。

でもなぜか逃げた先はすぐ近くの隣町で...。

子どもは転校したけど所詮そこは隣町やから、塾やらなんやらの関係で子どもも大人も繋がりがあるからすぐバレる。

逃げた直後に働かん旦那は要らんと離婚したけど、その数か月後には彼氏が出来て同棲。

ほどなく妊娠、出産前に入籍で今に至る。

そりゃね...

そんな状況であっても、エエ子に育つ子はいるにはいるよ。

でもなぁ...

小学生の頃の彼の顔が思い浮かぶと、何とも悲しぃなって来た...。

「でもな、もうアイツの事はコッチに迷惑さえ掛けんかったら、どうなってもしゃーないって思う事にしたんよ!」

はあ??? なにを言いだす!?

息子がグレた原因はお前やないか!!

「テレビで向こうの方(関東方面)で死体が見つかったって言うたら、アイツかなぁと心配はするけどな...。でも、もうそれはしゃーないと思うしかないって思ってん」

はああああ??

「娘もちゃんと生活してるしな。孫も連れてきてくれて可愛いしな」

「いやでも、犯罪で捕まったら、娘さんにも下の子にも迷惑掛かるやん」

「......、でもその時はその時やで...」

えぇ・・・・・・

「あっ!ごめん!もう4時半やわ!帰らな!コーヒーありがとー!ごちそうさま♪」

へ?

「誘ってくれてありがとう♪買い物してお財布空になってしもたから助かる♪じゃあ!」

コーヒー代450円って言うか、彼女が飲んだのはアイスカフェオレなんで530円。

別にそれくらい奢ったるけど、これだけは言わなきゃなんないと引き留めて一言。

「私アンタにいくら貸してるか覚えてる?」

「え...、えっとぉ...」

「2万円!」

「うん...、わかった...わかった...。今度会った時に返す...」

「とりあえず返せる時でええから返して。その代わり忘れたらアカンで!」

「うん...、わかった...わかった...」

彼女と別れてから、一人車の中でしばし考えたら切なくなって来た。

礼儀正しい素直なエエ子やったんやけどなぁ。

今は裏世界のパシリか知らんけど、両腕と背中にタトゥーでボコボコに殴られて鼻の骨が折れて曲がったままでって...

あぁ、もう!なんでソッチの道に行くかな!!

口惜しい... しっかし・・・

本当に【親は選べん】ってこのことやわなぁ...

ちなみに現在もまだ2万円は返してもらっていない。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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かづ

​ブログ「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」の管理人で、Ameba公式トップブロガー。 基本専業主婦の50代。子育てが終り、夫と2ニャンと暮している結婚38年目です。 一人っ子の夫と結婚し、舅姑の理想の嫁でなかった私の結婚生活においての戦いを思い出しながら書いています。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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