こんにちは山田あしゅらです。
義両親の在宅介護の様子を嫁の目線で綴った ブログ『13番さんのあな―介護家庭の日常―(現・13番さんのつぼ)』。
ここに書いてきた13年間の記録をもとに今の気持ちを織り交ぜつつ、改めて当時のことを振り返ってみようと思います。
【前回】在宅介護家族の「リフォーム事情」。家が完成するまでの「ショートステイ」はどうする?
介護が必要な高齢者に通院はつきもの。
義父母の通院にはかれこれ10年近く付き合ってきた私ですが
共に歩行が覚束なくなってきてからはなかなか大変です。
そんなある朝のこと。
洗面所で義母の歯磨き介助をしていたとしお氏が急に大声を上げました。
急いで駆けつけると
と、言うではありませんか。
最近一段と認知症が進んだ義母は『歯を磨く』ことが理解出来なくなり、歯ブラシを口に入れると反射的に噛むようになってしまったのです。
歯質が悪くなっているところへ固い歯ブラシを噛んでしまえば、欠けるのも無理はありません。
少し前までかかりつけのアベ先生に歯科往診してもらっていたのですが、アベ歯科医院は我が家からやや遠い上、先生1人で切り盛りしています。
忙しい先生に渋滞する道をたびたび駆けつけてもらうのも心苦しく、このところ義母の治療が滞っていたのです。
元はと言えば義父のこだわりで長年通院していたアベ歯科医院。
これまで義父母の歯が何とか保たれていたのはアベ先生のお陰とも言えますが、通うのに時間のかかる歯医者さんはいかにも不都合です。
自分たちだけで通えていた時ならいざ知らず歯医者さんは近場にいくらでもあるのだから、そろそろ義母だけでもかかりつけを変えちゃっても良いんじゃないかしら?
と、いうことで家から近く規模も大きいS歯科医院に目星をつけて早速、問い合わせたのでありました。
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