アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。
皆さん「ママ友」はいらっしゃいますか? 私の長きにわたる人生の中の、色んなママたちのお話をしようと思います。
※登場人物はすべて仮名です
【前回】ママ友付き合いって難しい! 自称「サバサバ女」のママ友から「いわれなき逆恨み」を受けて...
我が子が通う小学校は、次期PTA本部役員選出の時期に入っていた。
当時の決め方は、まず本部役員が「選挙管理委員会」となり、投票権は本部役員と各種委員会の委員長・副委員長が1票ずつ持っている。
各学年の代表は含まれていない。
各自あらかじめ投票したい人に「次期本部役員選挙で名前を書いて良いか」を打診し、了解を取った上で投票用紙に名前を書く。
投票後に選挙管理委員会で開票し、会長・副会長で当選した方のお宅を直接訪問して了解を得る。
次期本部役員全員の了解を得てから、PTAの定例会で発表する流れだった。
ある日のこと、ある委員会の委員長さんから電話があり、「次期本部役員にかづさんの名前を書かせてもらっていい?」と打診された。
「私をですか?」とは言ったものの、「今までの活動を見てきて、ぜひかづさんを推薦したいの」と言われたので快く承諾した。
それから幾日も経たずに数名の方から電話があり、同じく「名前を書いていい?」と聞かれたので快諾した。
その際に、「今までのことから言って、6票入れば会長に間違いなしやから」であったり、「〇〇さんも◇◇さんもかづさんに入れるって言うてた」などと言われ、中には「私の聞いてるだけでもかづさんは8票入るで!」と言う人もいた。
実はその話の前の定例役員会で、私は今年度の活動内容が「やりました」だけのあまりにも中身の無い物が多かったので、次年度の活動内容に対してもっと充実されるかもしくは廃止も検討するべきだなどの発言をした。
「何をやっているのかわからない」であったり、「こんな内容にいちいち忙しいところをわざわざ時間を割いて学校に来なけりゃいけない?」などの不満が委員の方々から意見が出ていたので、活動の見直しを提案したのだ。
すると本部役員の一部から、「それは今まで私たちがやって来たことへの文句?」であったり、「誰がそんなことを言ってんの?」と犯人捜しのようなことを言われた。
それに対して「それは個人的な発言ですか?それともPTA本部としてのご意見ですか?PTA会員からのご意見に対して『そんなもん誰が言うとんねん!? 私らのやっとることに文句があんのか!?』的なお返事はいささかどうかと思いますが?」と指摘すると、発言をしたご本人たちは顔を真っ赤にして黙った。
役員会終了後、PTA会議室から出たところの廊下で、役員会に同席していた校長先生に呼び止められた。
内心「あっちゃー!やってもうたか?言い過ぎやって怒られちゃうのか?」と若干ビビったが、校長先生は私に握手を求めてこう言った。
「いやー!かづさん!僕はあなたのような発言を待っていたんですよ!今日の役員会は本当に良かった!」
「いや、ははは、どうもどうも」
校長先生と握手をしながら咄嗟に気の利いたことが言えずに申し訳なかったが、先生が喜んで下さったんなら良かった良かった。
盛大に褒めて頂いたのもあっての次期本部役員推薦だったのだろうなと私は思った。
別にそれを狙ったわけでもなんでもなく、たまたまその時の会議内容がそれだったから、今言わないでいつ言うんだと発言しただけだ。
もちろんその場には、会議の出席者は全員いて聞いていた。
その時はまだ、一部の人たちがこちらへ向ける冷ややかな視線が意味するものに気づいていなかった。
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