ママ友付き合いって難しい! 自称「サバサバ女」のママ友から「いわれなき逆恨み」を受けて.../かづ

アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。

皆さん「ママ友」はいらっしゃいますか? 私の長きにわたる人生の中の、色んなママたちのお話をしようと思います。

※登場人物はすべて仮名です

【前回】「この人むっつりスケベやねん!」下ネタ好きのママ友にドン引き...ご主人はどんな気持ち?

ママ友付き合いって難しい! 自称「サバサバ女」のママ友から「いわれなき逆恨み」を受けて.../かづ pixta_65977916_S.jpg

子どもが通うスポーツクラブのバーベキューで、コーチたちの中心を陣取りお酒を飲んでいた小山さん。

驚いた高学年ママが小山さんを引っ張り出してきた。

「コーチたちはコーチたちで話すことがあるでしょ!?なんで真ん中で飲んでるんよ! 私たちはもしもの時のために、今日は飲まないでって言ってたでしょ!」

「こんだけ大勢いたら足りるやん!」

小山さんは高学年ママに掴まれていた腕を振りほどいて睨みつけた。

いやいやいや、みな我が子の事を思って今日は飲酒無しでと言う話にまとまったじゃないか。

もし小山さんのお子さんに何かあったら、ほかのママに任せるとでも言うのか?

「コーチたちの前で大声であんな下品な話しするやなんて!もう!!」

高学年ママだけでなく、その場にいたママたちみんなが呆れ返っていた。

けれども、以前からも小山さんはざっくばらんに下ネタも話せる今で言うなら「サバサバ女」で、自分はモテると豪語してたためから、おそらくコーチたちは喜んで自分を受け入れてくれているのを、私たちママたちが嫉妬しての横やりだと思っているんだろう。

「コーチたちも小山さんがいつまでもあそこで喋ってたら迷惑よ!」

そんなことを言われても、小山さんからしたら自分がコーチたちにチヤホヤされているのを妬んでるだけだと思っているので聞くわけがない。

「小山さん...、もうちょっと考えな...友達無くすよ?」

いつも気遣いをしてくれる高学年ママの一人が、小山さんに優しく声をかけた。

その瞬間だった。

「私はな!こんなところで友達なんか作りに来てへんのや!!」

小山さんが全身を震わせて大声で怒鳴った。

コーチたちも少し離れた位置とはいえ、こちらが揉めてる空気はわかっている上に小山さんが大声を上げたもんだから、あわてて数人のコーチが駆け寄ってきた。

小山さんは駆け寄るコーチたちの脇をすり抜け、ご主人とお子さんたちに「帰るで!」と言って帰り支度を始めた。

「小山さん!なにも帰らんでも!子どもたち楽しく遊んでんのに!」

数人のママたちが引き留めようとしたが、小山さんはお子さんたちに「早よしなさい!!」とせかした。

ご主人は周りのコーチたちに「お先に失礼します」と何度も頭を下げては、小山さんの後ろを追って車に乗り、本当に帰ってしまった。(小山さんのご主人は車で来ていたので飲酒していなかった)

ただ、車の窓からこちらを見る小山さんが、私を睨んでいるように見えたのが気になった。

その数日後、スポーツクラブの定例会があった。

私は当時会計担当で、定例会終了後に月会費の集金があった。

皆に一列に並んでもらいテーブル席に高学年ママが座って現金を受け取り、その隣に私が座って帳簿に記録する。

月に3千円と決まった額なのに、なぜか次々と5千円札や1万円札でおつりを要求。

内心「おつりが無いように払う気遣いが無いんか?商売人やないから、そんなにたくさんおつり用の千円札なんか用意してねーわ!」と思いつつ、顔には出さないように心の中で悪態をつく(笑)

「最後!小山さーん!まだもらってへんよー!」

出入り口近くの椅子に座る小山さんに、高学年ママが声をかけた。

すくっと立ち上がり、カバンから財布を出しながらこちらに歩き出す小山さん。

立ち止まり、財布から千円札を出した。

あぁ、おつりは無しね。と思った瞬間。

小山さんは千円札3枚を1枚ずつ握って丸め、私に向かって1つずつ投げつけた。

えっ.........??

私に当たってテーブルに転がる丸められた千円札。

私だけでなく、その場にいたみんなが固まった。

小山さんは「フンッ!」と言って、部屋から出て行った。

私はその月末で子どもがスポーツクラブを退会したので、その後小山さんとは接点が無くなったが、後で聞いた話しだと、バーベキューの時にコーチの輪の中から引っ張り出されたのも、ほかのママたちがよそよそしくなったのも、全て私が裏で小山さんが仲間外れになるように仕組んでいたと思っていたらしい。

私がいなくなったので、元通りにママたちが仲良くなってくれると思った小山さんは、ほかのママたちに「みんなかづさんから私の事で何か言われてたんやろ?」と聞き回ったらしい。

私がそんなことを言うわけがない。

あれだけの言動行動をしておきながら、小山さんとしては全く心当たりが無かったのだろう。

「みんな、当たらず触らずよ」とママ友が教えてくれた。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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かづ

​ブログ「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」の管理人で、Ameba公式トップブロガー。 基本専業主婦の50代。子育てが終り、夫と2ニャンと暮している結婚38年目です。 一人っ子の夫と結婚し、舅姑の理想の嫁でなかった私の結婚生活においての戦いを思い出しながら書いています。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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