<この体験記を書いた人>
ペンネーム:gaspal
性別:女性
年齢:42
プロフィール:私(42)歳、夫(53)歳、4月から小学6年生男子の3人暮らし。共働き家庭。時短料理、シンプルな生活にはまり中。
友人のMさん(50代女性)には、20代後半の娘Nさんがいます。
小さい頃から知っているので、Nさんとの付き合いは長いです。
Nさんは高校卒業後、絵やデザインが大好きだったので、その方面の専門学校に進みました。
卒業後、Nさんは地元のデザイン事務所に就職しました。
仕事内容はなかなかハードだったようですが、「好きなデザインの仕事だから頑張れる!」と、前向きに仕事をしていたようです。
また、Nさんは昔から多趣味で活動的です。
好きなミュージシャンのライブや海外旅行、アフタヌーンティーを楽しむという「ヌン活」にも励み、仕事も趣味も全力で楽しんでいました。
ところが、コロナ禍で「会社の経営が大変だから、広告費用にまでお金をかけられない」と、いままでの取引先からの仕事量が激減したそうです。
そんなときに、Nさんは会社の健康診断で引っかかり、すぐに手術が必要となってしまいました。
術後の経過が芳しくなくて、数カ月の休職が必要になったそうです。
そのせいか、Nさんは心も病んでしまいました。
「会社に戻っても体調は大丈夫か」
「そもそもコロナ禍で仕事が少なくなったのに、復職しても仕事がなくて自分の居場所がなくなる気がする」と、食欲不振や不眠に悩まされるようになりました。
その後、Nさんはメンタルクリニックを受診しながら少しずつ体調も回復。
幸い、Nさんの上司が、彼女の仕事ぶりに理解もある優しい方だったそうで、在宅での仕事を勧めてくれました。
在宅で仕事を始めたことを聞いて、私もホッとしていました。
しかし、Nさんの会社がコロナ渦の影響で業績悪化が続き、とうとう2023年4月に取引先の会社と合併が決定しました。
合併後、Nさんは「正社員」から「契約社員」になるそうです。
それを知ったNさんは、不安からまた体調が芳しくなくなってしまいました。
私は、大手企業が「正社員の初任給〇万円値上げ決定」と、連日ニュースで伝えるのは悪いこととは思いませんし、正社員になる大学生もコロナで苦労した世代ということもあり同情しています。
でも、社会人になってからコロナの影響を受けた、新卒以外の20代の若年層のこともきちんとケアをしてほしいなと思っています。
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