黒猫2匹と暮らす40代後半のフニャコです。
【前回】あっ、吐く! 愛猫が室内で嘔吐しそうになった瞬間、思わずとった捨て身の「行動」
家族みんな猫好きなのですが、実家の母ももちろん猫が大好きです。
すぐ近くに住んでいるとはいえ母は70代で一人暮らしなので、先のことを考えると新しく猫を迎える考えは全くありませんでした。
しかし数年前にお墓で出会ってしまった現在3歳の女の子マロちゃん。
命を預かるという責任が生まれ、もちろん大変な部分もありますが、母の場合それを大きく上回る幸せや生活の質の向上を感じます。
マロとの生活で変化した母の暮らしなどを書きたいと思います。
ひとりではテレビを見て笑うこともあるけれど、それ以外の刺激はありませんでした。
家業があるため、近くのスーパーや病院へ行く以外はほぼ家を空けられない母ですが、マロという家族が増えてから毎日笑うことばかりだそうです。
朝は日向ぼっこに付き合い、20分のブラッシング。
その後は新聞の読み聞かせです。
以前、新聞読み聞かせ場面に遭遇したのですが、ずっと話しているので誰かと電話をしているのかと思ってしまうほどでした。
マロに感想を交えつつ記事の説明をしています。
それはお悔やみ欄までも。
そして突然の理不尽飛びかかりはスリリング!
反射神経まで鍛えられそうです...。
家業もあるため、母の家事の負担を減らそうと食洗機を購入したのですが、最近使っている形跡がありません。
マロに気を遣い過ぎ!
しかし母はマロが幸せに、快適に過ごしてくれるのが一番嬉しいので苦にならないようです。
むしろ寝ているのを起こしてしまうほうがつらいようで...。
マロの部屋の近くにあるトイレのペーパーをシングルからダブルに変更したのも、カラカラ音を立てて起こしてしまわないように、少しでも短いカラカラ音で済ませられるようにとのこと。
娘の私も過保護っぷりに呆れています。
便秘気味のマロのために食事に気をつけたり、お腹のマッサージをしたり、運動させるためにたくさん遊ばせたり...。
完全に猫ファーストな生活、マロのための生活になっています。
側から見るとそこまでしなくても...と思ってしまうことはありますが、母の日常の良い刺激になっていると感じます。
前を通るだけでも内股でチョコチョコ歩く姿が可笑しくてつい顔がほころび、触ると柔らかくてふわふわで...。
マロは突然飛びかかったりとワイルドな面もありますが、母が顔を埋めて話しかける時には全く攻撃してこないそうです。
「この時だけはゴロゴロ喉を鳴らしてくれる」という母。
母は少し耳が聞こえづらくなってきています。
実はマロはしょっちゅう喉を鳴らしているのですが、母はこの時だけしか聞こえていないようです。
どれだけの爆音ゴロゴロなのでしょうね。
マロの嬉しさが伝わってきます。
世の中には高齢になっても積極的に新しいことに挑戦してバリバリ活動される方が増えていますが、母の場合はそういうタイプではありません。
刺激の少ない毎日に少し心配していましたが、母にとって猫という存在はとても重要なもので、マロを幸せにするという使命感から元気で長生きしようという気力が生まれています。
高齢でペットを迎えるということは、ペットの最期までお世話ができるかという不安が一番にありますが、母の場合は身近に私が居て、もしもの場合は私がマロのお世話をできる環境がありました。
どうかマロと幸せで豊かな日々を長く送ってほしいです。
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