ありがた迷惑な「義父のおもてなし」...えっ、お金も出すんですか?

豪勢なおもてなしが大好きな方はいますよね。でも、それが「何かお返しをしないと」と、プレッシャーや負担につながることもあります。今回は義父のおもてなしがストレスになってきて...という実体験エピソードを紹介します。

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:セブル君
性別:男性
年齢:44
プロフィール:私44歳、妻35歳、子供4歳と2歳。九州地方と東京で別居中です。

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73歳になる義父の話です。

義父は地方公務員として働いていたため、経済的に余裕があるほうだと思います。

それもあってか、昔から人に対しておもてなしをするのがとにかく好きなタイプです。

お正月やお盆など、孫の成長を見せるために、年に何度か東京にある妻の実家にお邪魔することがあります。

その際、人を集めてもてなすのが好きな義父が、少し離れて住む義兄家族4人、近所に住む義姉家族3人を集めて毎回食事会を行うのです。

高級な霜降り牛のすき焼きだったり、わざわざ早朝から市場に車を走らせ、義父自らが魚を買ってきたりして、私たちをもてなしてくれます。

魚を買ってきてくれるのはいいのですが、当然その魚を捌く必要があり、なぜかそれは男性の役目という謎の家族ルールまであります。

しかも「刺身の切り方が分厚い!」や「刺身の場合、包丁で一度で切ってしまうんだ!」など、義姉やパートナーの容赦ない小言までついてきます。

「だったら自分でやってくれ!」と心の中で思いながらも、泣く泣く私が作業をこなす...これが集まるたびに繰り返されるのです。

また、帰りの際には、各家族へのお土産として、自分たちでは買わないような焼酎やお肉を手土産に用意してくれます。

「お土産としてお酒を持って帰って渡してあげて!」など、私の母への贈り物まで用意してくれるのです。

それもあり、妻から「うちのお父さんはこんなにいろいろしてくれてるのに、あなたやあなたの親は何も返してくれないじゃん!」と言われたことがあります。

そこまでおもてなしされて、ありがたい気持ちは当然ありますし、文句を言ってはいけない立場なのは分かっています。

でも、こちらとしては正直しんどいです。

最近は「お父さんも年金暮らしだし、お父さんばかり出費してるから、みんなでお金を3万円ずつ出し合って渡そう!」と、義兄などが言い出しました。

「いや、本人がやりたくてやってるんだし、自分で余裕を持ってできる範囲でやっているんだろう」

「こっちまで高いお金を出すなら豪華じゃなくていいんですけど。正直近くに住んでいない分、航空券のお金だって安くはないし」

というのが本音です。

もちろん、そんなことを言えるわけもなく、毎回行くのを窮屈に感じてしまう、私がいます。

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