<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ウジさん
性別:男性
年齢:60
プロフィール:地方都市で公務員をしている60歳男性です。ペットショップで一目惚れの黒柴を飼い始めて2カ月たちました。
ペットショップの店頭で立ち上がって愛想を振りまく様子に、妻(58歳)と私は一目惚れして、オスの黒柴の子犬を飼うことになりました。
「体はちっちゃいんですけど、とにかくやんちゃで動き回りますから」
ショップの方にそう聞かされましたが、連れ帰って2、3日はそこそこ大人しくしていました。
ご長寿の双子姉妹にあやかり「きんぎん」にするか、まろ眉にちなんで「まろ」とするか夫婦で話し合った末、折衷案で「きぎまろ」と名付けました。
名前がついて、役場に届け出も済ませた頃から本領発揮、聞きしに勝るやんちゃぶりでした。
室内で、高さ50センチほどのケージを組んで飼っているのですが、ケージから出すと休みなく走り回り、あれこれいたずらしようとし、顔がドロドロになるほどなめまくられます。
飼い始めて1カ月ほどの頃、ちょっと外出した隙になんとケージを乗り越えてしまい、ティッシュを引っ張り出して食べ散らかすという暴挙を演じ、ケージに天井をつける羽目になりました。
この子は、とにかく言うことを聞かないので困っています。
柴犬の飼い方の本を見ると「賢い犬種だが、自分で判断して行動したがる傾向があって、指示などをあまり聞かないことがある」と書かれていました。
「でもさ、指示されていることを分かってないわけではないよね、これ」
妻がいぶかしむ理由は、険しい表情で叱りつけると、殊勝におすわりして反省ポーズを取るからです。
餌をやるときも、ぐっとにらみつけるようにすると、やはりおすわりをして待てるのです。
つまり、こちらの意思を受け取れていないわけではないようです。
そんなよい子のポーズをしているときに改めて指示をしようと「おすわ...」まで言うと、歩き回り始めます。
言い方が悪いかと思い、待てと言うつもりで、「待...」まで声を発したところでも同じ結果でした。
トイレのしつけなどはうまくいっていて、先ほど紹介した「ティッシュバラバラ事件」のときでさえ、粗相はなく、ケージに戻した途端に安心したかのように用を足しました。
室内を歩き回っているときでも、用を足すときはちゃんとケージ内のトイレに戻ってします。
そこそこ賢いとは思うのです。
しかし「おすわり」「待て」と言うと、待ちかねたように餌に飛びつき、ケージを飛び出します。
「おすわり、とか、待て、とか、言うのが、よし、っていう意味だと思ってるんじゃない...?」
無言でにらみつけると「おすわり」も「待て」もできるわけですが、なんとか正しく言葉の意味を理解してはもらえないものかと、日々算段中です。
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