約20年のブランクを経て希望の事務職につけた秘訣

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ペンネーム:空見橋
性別:女
年齢:52
プロフィール:両親は短い介護生活ののちに他界しました。そして、私は子育て終了が間近となり、就活からの再スタートです。色々ありますけれど、全てがネタともいえる毎日です。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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夢の中にいるのかな・・・子育て中の私

29歳までバリバリと第一線で働き、30歳で第一子、33歳で第二子を出産しました。教育業界にいたこともあり、胎教や早期教育は当たり前。誰から見ても教育ママだったと思います。

教育業界に関わっていたいと、子育て中は自宅でできる添削指導員の仕事をしました。

この仕事を通して身につけたスキルは、後々役に立つこととなりました。 今となっては、子育て中は自分であって自分でないような毎日で、振り返ると「現実だったのかな・・・?」と不思議な気持ちになります。

とりあえず外の世界を覗いてみる

50歳二歩手前の48歳の私は、「マウスって何?」「複合機はコピー機のこと?」という、絵に描いたようなアナログ主婦で、オフィスワークは雲の上の世界でした。そんな時、ママ友がオフィスに通ってPCを使わずにパートで添削業務をしている企業があると教えてくれ、たまたま求人が出ていたので応募してみました。簡単な筆記テストと面接があり、採用されたときは「私もお勤めに行けるんだわ」と、久々の社会復帰に背筋が伸びる気持ちがして本当に嬉しかったです。

しかし、日を追うごとに、単調な仕事を続けることや、陰口が話題のメインとなっている人間関係に違和感を覚えるようになりました。そして、もっと自分にとってやりがいがある仕事ができないものだろうかと考え始めたのです。ネットで求人サイトを見始めたのですが、PCができないと応募できる仕事がないことにショックを受けて、限られた時間と予算の中で取れる資格を取り、本気で正社員として再就職しようと決意しました。

50代で事務職って無理?

長く勤めから遠ざかっていた私ですが、一般事務で自分にできる仕事はないかと、チャレンジすることにしました。ですが一般事務職は人余り状態の上に大人気。独学でPCや簿記、FPなどの資格を取り、意気揚々と派遣会社に足を運びましたが、希望の仕事は紹介してもらえません。そこで、担当者に聞いてみると「社員より年齢が高いと敬遠されるんですよ」と言われ、私の今までの人生って何?と、悲しくなりました。

しかし「添削指導員をやっていたというのは、コツコツとミスなく仕事ができると評価されます」といった救いのコメントもあり、それはその後の就活での自己PRに生かしました。どの企業でも、このスキルは高く評価されるようです。

次に、就職活動ならやっぱりハローワークよね!と、心機一転してハローワークに向かいました。端末で検索して、年齢不問の求人を見つけて窓口で紹介依頼をしたところまでは、100%採用される気でいました。窓口担当者が企業に電話連絡を取ってくれるのですが、「一応応募受付けます」という答えが引っ掛かりました。一応って?と思い担当者に聞くと、「50歳以上の場合は、一応受付けると言う企業が多いんですよ」と言われ、帰り際に「希望を持って頑張ってください」と励まされたものの、落ち込みました。やっぱりブランクありの50代では事務職は無理なのかもしれないと思いながらも、求人サイトを開き、ハローワークに通う日々が続きました。


私なりの書類の書き方・面接の受け方

企業に送った履歴書が返送されるたびに、「お祈りの手紙じゃなくて、採用連絡をください」としょんぼりした毎日を過ごしていました。ですが、回数をこなしていくうちに職務経歴書の書き方も面接の受け方も上手くなりました。例えば、職務経歴書には嘘は書かないものの、できるかもしれないことを「できます!」と断言したり、応募企業に合わせて加筆したり削除したりと、書類選考突破を目指して試行錯誤を繰り返しました。

面接では、「使い勝手の良い素直なおばちゃん」を演じたり、「若いころはバリキャリ!今でも仕事はできます」と主張してみたりと、合格に照準を合わせた自分を作ることができるようになったあたりから、面接に行くのが楽しみになりました。

とにかく一勝を足がかりにキャリアアップを狙う

そんな頃、官公庁のパートや大学事務なら年齢が高くても大丈夫だという噂を耳にしたのです。そこで、派遣会社に大学事務の希望を伝えてみましたが、事務職のブランクがあり即戦力にならないことから、紹介は難しいと断わられてしまいました。それでもやっぱり教育業界でのキャリアを生かせる仕事がしたくて、将来絶対に大学事務の仕事に就こうと決めました。

そのために、まず必要なのは事務職の経験です。早速ハローワークで官公庁求人を探し、窓口で紹介依頼をすると、すんなりと受付けてもらえ、面接の日程もその場で決まりました。張り切って履歴書片手に面接に行き、数日後に採用連絡をいただいた時の嬉しかった気持ちは忘れられません。このときに評価された資格はPCとFPでした。知識だけのため実務にはほとんど役に立ちませんでしたが、資格があることはやはり強みなのだと再認識しました。

この職場から民間企業に転職して営業事務の経験を積み、憧れの大学事務職に契約職員として就職したのは、51歳の時のことでした。48歳でパートの仕事に就いてから、必要なスキルを磨き、チャンスを狙い続けて、大学事務職に応募。4つ目の仕事でした。大学事務職では英語とPC操作能力、コミュニケーション能力などが求められていましたが、英語はコツコツと勉強を続けていましたし、コミュニケーション能力については、独身時代に営業職に就いていたので、それが評価につながったようです。

私の経験からですが、希望の職種での再就職を考えているのならば、その職場で必要とされる資格を取得しながら、その時の自分の身の丈に合った職場にまずは一勝して経験を積むことが大切なのかもしれません。

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健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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