<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みょうえ
性別:女性
年齢:54
プロフィール:コロナ禍でストレスの多い毎日を送っています。何か新しい趣味を日々探しています。
2021年12月、いきなりLINEで「新しく『はじめます』。もう会うことはありません」と別れを告げられました。
彼とは昔から知り合いでしたが、今から7年前に彼の奥様が亡くなった後、付き合い始めました。
当時私は47歳、そのパートナーは61歳。
以前から知っていたこともあり、14歳の歳の差は気になりませんでした。
パートナーは子どもが巣立って一人暮らしでしたが、私は両親と同居していたので同棲はできません。
彼は元奥さんの治療費がかさんでお金がなかったので、まず、すぐに返す約束で10万円を貸しました。
付き合って2年くらいは良かったのですが、やがて「もう少しきれいにしたら?」とか「化粧もきちんとしたら」と小言を言ってくるようになりました。
他に女性がいるのだなとピンと来ました。
それでも週末は彼の部屋に行って、料理、洗濯、掃除をしていました。
彼は働いたお金を全て飲み代やパチンコに使い、貯金をしません。
少し余ってもやはり飲み代やパチンコに消えていきます。
急な医療費が発生したときや税金等の支払いがあるときはすぐに支払えず、給料日まで待つ始末でした。
私は週末やパートナーの休みの日は一緒にいましたが、そのとき、気に入らないことがあるといきなり怒鳴られることがありました。
ここ数年、私は親の介護もあり、疲れきった状態でなんとかパートナーの部屋の掃除、洗濯、料理とこなしている状況でした。
でも、そんな私の横でパートナーは寝転がってテレビを見ているだけ。
私もだんだんと疲れてきて、会う回数が減っていきました。
もしパートナーと一緒になっても、これから先のことを考えると、彼の年齢やお金がないことも不安でした。
今思うと、最初は信頼していたものが、崩れてきてしまったのだと思います。
当然ですが、彼は貸したお金も返してくれません。
そして、私が家に行かない、連絡をとらないのを良いことに、新しい女性と真剣に付き合う準備をしていました。
そして、あのLINEが届いたのです。
「新しい女性と『はじめたい』」と。
そのときは別れ話だけで、お金のことにはまったく触れませんでした。
1カ月待ちましたが、貸したお金が入金された様子はありません。
今回だけは私も泣き寝入りしたくないと思い「裁判所へ申し立ての準備をしています」と手紙を送付しました。
返事は「次の給料日には払う」とのことで、次の給料日には入金されていました。
お金の催促の返事のときに、きっと心にも思っていないであろう「申し訳ありませんでした」の文字を見ました。
きっと新しい人と幸せに過ごせると思っているのでしょう。
私も残りの人生を楽しく過ごしたいと思います。
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