<この体験記を書いた人>
ペンネーム:うさぎ
性別:女性
年齢:50
プロフィール:50歳のパート主婦です。
2022年5月のことです。
夫(51歳)が義母(74歳)の耳かきをしている現場を見てしまいました。
以前から耳かきはやっていたので、今に始まったことではありません。
ただ、やっぱり見てしまうと、ちょっと気になってしまうのです。
そう思ってしまう私が冷たいだけ...とは思うのですが。
義母(74歳)は今から30年ほど前に起こった交通事故で大けがをし、脳外科手術をしました。
助かったことが奇跡と言われるような大けがで、交通事故から半年ほど昏睡状態だったそうです。
特に右半身をより強く打ったらしく、今でも歩行が困難です。
右側ということで、右手も事故当時はぐちゃぐちゃだったそうですが、形成外科の手術でほぼきれいになりました。
でも、右手は左手よりも動かしにくいようです。
結婚前、私も夫から義母が交通事故にあったことを聞いていました。
ただ、私(50歳)も若かったのです...事故のけがだけでなく、後遺症の怖さというものを甘く見ていたようです。
歩くこともできなかった状態から一度は杖なしの歩行まで回復していた義母でしたので、本当によかったと思っていました。
しかし、加齢とともに右足も交通事故の後遺症で歩きにくくなってしまい、今は杖を使わないと歩けないため、介護申請をしています。
そんな状態なので、とてもではありませんが耳かきなんてできません。
だから、夫が耳かきをしてあげるのは当然のことだと思います。
でも、なぜ膝枕でするの?
繰り返しになりますが、仕方がないとは分かっているのですが...。
実は一度「膝枕で耳かきはやめてほしい...」と言ってしまったことがあります。
でも、すぐに言わなきゃ良かった...と後悔しました。
いくらなんでも傲慢だと思いますし、夫や義母も面白くはないでしょう。
「介護としてやっている」と割り切るべきなのです。
私も50歳を過ぎて「老後」や「介護」が身近に感じるようになりました。
外で歩いていると若い人に先を越され、「あれ? 歩く速度が落ちているのかな」と思うこともあります。
普通の人でも体が衰えていくのですから、後遺症がある義母はさぞかし辛いでしょう。
無理のない範囲でお手伝いし、双方気持ちよく暮らしていけるのが目標です。
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