<この体験記を書いた人>
ペンネーム:こたつの上の猫
性別:女性
年齢:50
プロフィール:50歳の主婦で在宅ワーカー。朝から晩まで仕事場にいるSEの夫と習い事で忙しい中学生の娘の3人家族です。
このところ、週末になると夫(53歳)がとても不機嫌です。
理由は、週末は私(50歳)が全く皿洗いをしなくなったから。
私は先日、五十肩を発症し、寝ている姿勢から起き上がるだけで肩に激痛が走り、まともに腕を動かすことができません。
整形外科で痛み止めの注射を打ち、鎮痛・抗炎症用の湿布を常に貼っていますが、それでも皿洗いが思うようにできなくなってしまったのです。
そこで思い切って「週末は肩の休息のためお休みをもらうね」と宣言し、あえて1日に1回しか洗わないようにしてみました。
しかし、夫は汚れた皿、茶碗やコップを見るのが大嫌い。
潔癖でも家事にうるさい人でもありませんが、シンクの汚れたお皿だけは特別不快に感じるそうです。
中学生の娘は洗濯や掃除を手伝ってくれますが、お皿洗いだけは苦手。
そのため、娘は食洗機を欲しがっています。
私も結婚してから20年以上、皿洗いをほぼ担当してきたので、その労力を考えて夫に「食洗機が欲しい」と伝えました。
今までは特に不満も言わず頑張ってきました。
しかし、家事がままならなくなり、年相応の身体の負担を感じてSOSを出したのです。
ところが、夫は「必要ない! 食器は手洗いできるのだから買う必要はない」と譲りません。
そして結局、私が皿洗いの担当です。
一番辛いのは、いつもなら優しい夫が、不満を私の前で隠さないようになったこと。
夫は自分の湯飲みやマグカップを3つ持っていて、コーヒー、お茶、牛乳、と飲むたびに次々とコップを使っては、洗わずにシンクに放置していきます。
いざ使うときに棚にコップがないとイラっとして、シンクに置いてあったコップをジャバジャバと音を立て「俺は不満だぞ」とアピールをします。
こんなことをされると、こちらもイラっとしてしまいます。
体が痛い、辛い、と訴える私が食器を洗い、一方で夫はテレビを見てのんびりしている状況にも悲しくなります。
このままだと痛み止めや湿布薬に頼りながら無理をしないといけない、それは私自身の心身の健康によくないのでは?と思います。
今後、私たちが共に年老いていくにつれ、今まで簡単にできていたことができなくなることもあるはず。
それを夫に理解してほしいのです。
夫婦で助け合い、便利な家電で生活の質を保つ方法も一緒に考えたい。
週末の休憩はその第一歩であり、夫がイラ立つ様子を見せることがあっても、皿洗いのお休みを継続しました。
すると、ようやく夫にも皿洗いの大変さが伝わってきたようです。
「食器を洗っても洗っても、すぐに汚れ物が出るなあ」と、その手間と面倒さに辟易している様子が伺えます。
それに対して娘が「食洗機は便利だよ!」と後押ししています。
念願の食洗機が手に入る日も近いのではと期待しつつ、私なりの心理戦を続行中です。
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