小学生の姪がいじめトラブル!? 我が子の非を認めたくない母親は押し問答で.../かづ

アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。現在は夫婦二人と2ニャンとで暮らしています。私の嫁時代の体験を思い出しながら書いています。

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姪を送り届けた際に母親であるM子ちゃんは話をしたそうにしていたが、私も帰って夕飯を作らなければならなかったので「明日電話するね」と言って帰った。

翌日、家族を送り出して一息ついているであろう時間にM子ちゃんに電話をした。

コレコレシカジカと、昨日姪に話した内容を順を追って説明し、今日学校で担任に呼び出された時には謝罪する約束をした事も話した。

けれども、受話器から感じるM子ちゃんの様子は不満気だった。

私は今回の話のポイントとして、姪にも話した様に「『Bちゃんが姪たちにした事』と、『姪たちがBちゃんにした事』は別問題」として説明した。

そして、

「自分たちがやった事に対してはきちんと謝罪して、その後、Bちゃんがやった事に対して担任に指導をしてもらう」

「今までBちゃんがやった事に対して担任が指導をしてくれない、もしくは指導をしてもBちゃんが謝罪しない場合は親が相談に行く」

「今後Bちゃんに嫌な事を言われたりされた場合は本人に『やめて』と言った上で、やめてくれなければ担任に相談する」

「その場ではやめたとしても、同様な事が幾度となく続くようであれば指導をして貰う」

以上の事は、親が連絡帳などで担任に確認する方がいいと説明した。

経験上、「学校としてどう対応するか」を考えた場合、被害児童とその親への対応だけで済ませようとすることが多く、加害生徒には本人に注意をするだけで、その親は何も知らない場合が多い気がしていた。

学校としては、問題を大きくしてややこしい事にならないようにと、加害生徒への指導と被害生徒とその保護者への報告だけで終わらせるのが一番なのだ。

いわゆる、被害生徒の親が納得してくれれば済むかのように、加害生徒の親には何も報告する事なく、被害生徒の親が「向こうの親には連絡しているのか?」の問いには「(加害生徒)本人に指導はしました。」を繰り返す。

もう家庭訪問や調査票や、前任からの申し送りなどで「この親はややこしい。家庭内がアレなんで...」って事を聞いているもんだから、学校は「藪をつついて蛇」にならないように、出来る限り本人同士の話【だけ】で終わらせようとする。

内容によればその方法がベストの時もあるのだろうが、「いじめ」は加害生徒のみの指導ではなく、保護者にも知らせてご家庭でもいじめの事実に向き合っていただかなくてはなかなか解決は難しい。

当時私はPTAや地域の活動に加え武道の指導をする中で、青少年の指導的な事にも関わっていたのを普段からM子ちゃんにも話していた。

だからこそ私に姪の話を聞いてやってほしいと言ってきたであろうのに、M子ちゃんから出た言葉には絶句した。

「でもお義姉さん! 娘が最初に無視しようって言うたんやないんです! Aちゃんが最初に言うたんです!」

この際、姪かAちゃんのどちらが最初に言い出したのかは問題ではなく、結果的に姪も一緒になって無視したのは事実だ。

それも他の子も一緒になってBちゃんを無視しているのだから、「最初に言ったのは誰か」は別だ。

指導をする中で、Aちゃんには「あなたが言い出した事」として指導があれば良いのであって、Aちゃんに同調して一緒に無視した姪の罪は罪だ。

「でもね! Aちゃんは普段からも娘にアレをしろコレをしろって言ってくる子なんです!」

恐らくM子ちゃんは普段から私が姪の事を可愛がっているので、姪の話を聞けば私が姪を庇って味方になって話をしてくれるとでも思っていた様子。

確かに娘のいない私にとっては可愛い姪ではあるが、それとこれとは別だ。

可愛いからこそ、駄目な事は駄目だと言い、なぜ駄目なのかを説明してあげる事が大人の責任だと思っている。

「けどな、姪ちゃんにも言うたけど、『ここに止めてもええで』って誰かに言われたからといって、また周りにたくさん駐車してたからといって、駐車禁止の所に車を止めたらあかんでしょ!? 『先に止めてる車があったんやから、私も止めました!』って言うて許してもらえる? 違反が軽くなる? やった事はやった事! 罪は罪! 責任は責任やで?」

M子ちゃんは黙った。

M子ちゃんにしてみれば、自分の娘はAちゃんにそそのかされてこんな事になったので、やった事はやった事かもしれんけど、娘はそれほど言われるような事はしてないと思っていたようだった。

いや、そそのかされようがどうであろうが、やった事の事実は消えない。

やった事の事実を本人に自覚させた上で、今後同様の事には乗らないようにと指導をするべきなのだ。

この私が「そーかー、Aちゃんってそんな事言うてくる子なんかー。姪ちゃんも悪い子に引っかかったもんやなぁ。言うなれば姪ちゃんも被害者やな。とばっちりやな!」なんて言う訳がない。

親としては自分の娘がいじめをしていたと聞かされれば、そりゃあ驚きもするし戸惑いもする。

我が子を信じたいとも思うし、姪自身から「Bちゃんが嫌な事して来たから、Aちゃんが無視しようって言うてな!」と聞かされれば、「そしたら悪いのはBちゃんやん! 無視も最初に言い出したAちゃんが悪いんやん!」と言いたい気持ちはわかる。

けれども、やはり親はそこで子どもと同じように頭に血が上るのではなく、まずは冷静に状況を把握しなければならない。

「そやから親が次にする事は、連絡帳に『子どもから話を聞いた』事と、『自分のやった事をちゃんと謝罪しなさいと言いました』って事と、『今後このような事がないように家庭でも話して聞かせます』って事」

「その上で、『娘はBちゃんに今まで色んな嫌な事をされて悩んでいたので、そのご指導もよろしくお願いします』って事と、『今回の事は最初にAちゃんから無視しようって言われた』事と、『それでもそれに乗って一緒になって無視した娘が悪い』って事を書く事やと思うよ」

「それで最後に、『学校でどのような話になったのか、連絡帳でもよろしいので、お知らせ頂ければと思います』って書いておけば、お返事があるんやないの?」

「そうしてみます...」

M子ちゃんは力なくそう返事をした。

それ以上話す事がないので、私は電話を切った。

そうこうしていると、下弟から昨日の姪との話が気掛かりだったようで、電話がかかってきた。

先ほどM子ちゃんに話した内容を、ザックリと説明した。

すると 「あぁ、でもそのAちゃんって言うのは前から色々娘になんやかんやと言うてくる子なんや」

私の話しを聞いた上での第一声がこれかと、ガッカリした。

「後はM子ちゃんに聞いて」と電話を切ってから「もうどうなろうとも姪の親は私じゃないし」と、大きなため息が出た。

その後実際に私が言った事を連絡帳に書いたのか、結果どうなったのかを、知らせてくれる事もなければ、私から聞く事もなかった。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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かづ

​ブログ「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」の管理人で、Ameba公式トップブロガー。 基本専業主婦の50代。子育てが終り、夫と2ニャンと暮している結婚38年目です。 一人っ子の夫と結婚し、舅姑の理想の嫁でなかった私の結婚生活においての戦いを思い出しながら書いています。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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