こんにちは。斗比主閲子と申します。
アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。
※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)
【前回】株価が下がるのが気になるときは、美味しいケーキを食べて落ち着こう!/斗比主閲子
【最初から読む】現在「富裕層」の私がいかにして危険な姑との二世帯住宅に住むことを決めたか/斗比主閲子
これまで何度か投資や節約のコツを紹介してきました。
私自身が実際に体験してきたこともあるし、勉強して得たものもあります。
中には「せっかくだから体系的にお金の勉強をしたいな」と思った人もいるのではないでしょうか。
そんな人におすすめの資格があります。
ファイナンシャルプランナーです。
ファイナンシャルプランナーという資格は、名前だけは聞いたことがある人がたくさんいると思います。
銀行の受付の人だったら大抵持っている資格です。
昔は民間資格であったものが、今では国家資格になっています。
略称、FP(エフピー)。
FPは、個人のお金の状況をもとにして、その人の現在から将来のお金に関するアドバイスをする資格となります。
FP1級が一番難しく、2級、3級と簡単になっていきます。
私のお勧めはFP3級になります。
「お金の勉強をするのにわざわざ国家資格を取る必要はないのでは?」
「難しいんじゃない?」
と思うかもですが、実はFP3級は、国家資格の中でもっとも簡単な部類なんですよね。
国家試験の難易度ランキングみたいなものをみると、自動車運転免許と同じぐらいの扱いです。
自動車運転免許の学科試験は合格率7割ぐらいに対して、FP3級の合格率は5~6割ぐらいです。
運転免許の学科試験ぐらいの難易度と考えると随分気楽になるんじゃないでしょうか。
もちろん、落ちる人もいるけど、受かる人のほうが多い資格というのは、かなり気が楽です。
勉強時間は人それぞれですけど、大抵は50~60時間ぐらいあればいいぐらいです。
一日1時間で2カ月ぐらいですね。
それぐらい勉強すれば合格できると思えば、ちょっとやる気が出ますよね。
少しの勉強で、お金に関する国家資格を取れるわけですから。
実際のところは、合格率も高いし、取得者も多いから、FP3級を保有しているということだけでは、別に経歴に箔がつくこともないですし、独立して働くことも難しいです。
でも、個人として、自分のお金をどうするかを考えるときには、FP3級で勉強したことは凄く役に立つんですよ。
資格取得のために勉強する内容は次のようになっています。
・ライフプランニングと資金計画
・保険制度全般
・資産運用
・税制
・不動産取引
・相続
・事業承継
補足すると、ライフプランニングは人生でのよくあるイベントを踏まえて、収入と支出をシミュレーションしていくものです。
通常、FPにお金を払ってお願いするものです。
めちゃくちゃ大事なやつ。
それ以外の内容もとても大事ですよね。
何となく知りたいけど、詳しく知るのは面倒だなって思っていたものが揃っていません?
例えば、保険がどんなものがあるかとか、資産運用するときにどんな方法があるのか、税金はどう取られるのか、不動産取引、そして多くの人に関わる相続の勉強もできます。
それぞれ細かくみていくとたくさん勉強することはありますが、全部で50~60時間の勉強時間ですから、個別のトピックは本当にさらっと触る程度になります。
少ししか勉強していなくても、一度でも仕組みを理解しておくと、自分に関係したときに随分気が楽になります。
親が亡くなってから、いきなり相続税を勉強しようとするのはしんどいですよね!
そういう意味では、自分の人生に絡むお金の話を体系的に、薄く広く勉強できるのがFP3級になるわけです。
ちなみに、試験は4カ月に1回開催されてます。
一度落ちても一年で何度も挑戦できます。
「お金のことにもう少し詳しくなりたい!」と思う人は挑戦してみてはいかがでしょうか。
今日はこんなところです。ではでは!
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