性別:女
年齢:54
プロフィール:私はいつもペットに囲まれる生活をしてきました。ペットはかわいいけれどお世話は大変です。
※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。
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我が家は家族そろって動物好きで、子供の頃から色んなペットを飼っています。犬、猫、ウサギ、ハツカネズミ、インコなど人気のあるペットはもちろん、モグラなども飼ったことがあります。
私は大人になってからも、犬たちと猫とウサギに囲まれ、幸せな生活をしています。ですがペットは生き物なので、いいことばかりではありません。旅行に行く時や、ペットの病気、私や家族の病気など、何かあるごとに大変な思いをしました。
一番大変だった、母が脳出血で倒れた時のお話をしたいと思います。
突然の出来事で、兄からの電話で別居している母が救急搬送されたことを知りました。
ペットたちのことは心配でしたが、犬とウサギは何かいたずらをするといけないからとゲージに入れ、急いで病院へ駆けつけました。
病院に着くと、父は母の病歴について訳の分からない説明をしていました。そして、命にかかわる状態ではないと医師から説明を受けましたが、母が心配なのと、そこにいた家族がずっと付き添っている状況なので、とてもペットの世話で帰れるような雰囲気ではありませんでした。
早朝に自宅に帰ると、1匹の犬がゲージの中にオシッコをしてしまい、2匹の犬がビショビショになっていました。ゲージが小さいために、ゲージの中にトイレが入らないのです。
一睡もしていない状態で犬たちを洗い、足にまとわりついてくる猫やウサギのトイレを掃除し、大変な思いをしました。
その後、家族も私も仕事先に連絡をして1週間の休みを取り、それから毎日病院通い。犬の散歩やトイレ掃除などすべての世話をしてから、毎日おにぎりと即席みそ汁を持って病院に行くので、大変な1週間となりました。
病院に行っても何かできるわけではなく、ただ昏睡状態の母と一緒にいるだけなのですが、その時間を少しでも長く確保するために、家にいる時間は大忙し。1週間が経過すると、もうこれ以上は仕事を休むことができないと、みんな休日に通うようになりました。
そして半年後、母が昏睡状態から目を覚ましたのですが、今度は毎日誰かが食事介助をすることに。仕事時間を調整しながらペットの世話をすべて終わらせてから病院へ行き、母の食事介助をする生活を続けました。
さらに、そのうち病院は強制的に退院となり、介護生活がスタート。施設に入るまではペットたちの世話と家事と介護の生活で、精神的にも身体的にもボロボロとなっていきました。ですが、ペットたちは何かを察しているようで、その間騒ぐことがなく、夜寝るときには私のそばで丸くなって眠ってくれました。
その後、母が施設に入り、私たちは普段の生活に戻っていきました。
本当に大変でしたが、癒しを与えてくれたペットたちには感謝しています。
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