「お前とは格が違う!」だと? 口うるさい小姑になりたくない一心だったが...限界だ!/かづ

アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。現在は夫婦二人と2ニャンとで暮らしています。私の嫁時代の体験を思い出しながら書いています。

【前回】なぜ親が注意しない? 栗きんとんの栗だけを次々と指でほじくり出して食べる姪/かづ

【最初から読む】アッシー・メッシー・貢君だった彼が突然父に結婚の挨拶! 夫との馴れ初め/かづ

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栗きんとんの栗だけを指でほじくり出して食べる姪を一切注意しない弟夫婦にモヤモヤした「栗きんとん事件」(事件?)を「それくらいの事で?」と思う方もいらっしゃるかもしれない。

だが、一つ一つは小さい事ながら、それが積み重なって来るとモヤモヤからイライラに変わって来る。

それでも生まれたところも育ったところも違うのだから、考え方は人それぞれ。

それも、その事柄に対して今まで生きてきた中で「気を付けるべき事」として経験していなければ、私が小言でも言えば嫌がらせやいじめを受けていると受け取っても仕方がない。

その上、一緒にいる夫である下弟が何にも言わないんだから、その家ではそれは当たり前の事なのだろう。

世間では一人っ子のところに嫁に行くのは大変だと言うが、口うるさい兄弟姉妹がいなかった事は大きかった。

舅姑とはもちろん大変な事も多かったが、たとえ舅姑が何も言わない人であったとしても、口出ししてくる兄弟姉妹がいれば一緒の事だ。

だからこそ下弟が結婚する際に、親がいなくても「見るからに口うるさそうな姉」の私は、弟の嫁達に対しては言動行動に気をつけようと思っていた(上弟の嫁とは色々あり過ぎたけれども...)

現に下弟は結婚してしばらく経った頃、我が家に遊びに来た際に嫁のM子ちゃんに「な? 姉ちゃんは優しいやろ? 嫁いびりなんかせぇへんで?」と言ったくらいだ。

いくら姑がいなくても、下弟の8歳年上で、PTAやら地域やらの会長や委員長に武道の指導者もやっているこの「口うるさそうに見える姉」は、そんじょそこらの姑とは引けを取らないほどの存在だっただろう。

けれども後々になって考えてみれば、「嫁いびり」までいかなくとも、ダメな事はダメだと言っておけば良かったと思う。

そこでへそを曲げられるのであれば、それまでの関係だったと諦めればよかったのだ。

それでも結婚式では両親が亡くなっていたので親代わりとして花束を貰った事もあり、幼い頃はおむつも交換して寝かしつけもしてあげていた下弟なので、私が実家代わりと思っていた。

ある日の事、下弟から電話があり夫婦喧嘩をして嫁の親が来るので来てほしいと。

私は二つ返事で承知するのではなく、内心「えー? 親が出て来るの?」と乗り気ではなかった。

それでもどうしても来てほしいというので、半ば渋々行った。

夫婦喧嘩の内容は別として、私はM子ちゃんの父親の発言の数々が驚くやら腹が立つやらだった。

M子ちゃんの父親(以下M父)は、下弟に対して「何様のつもりや!」と言うが、その理由が「娘が出産で里帰りして来とる時に何度もタダ飯を食わせてやった!」と言う。

もう聞いている私は、「は? なんちゅうセコイおっさんや...」と呆れた。

M子ちゃんが出産した当時、家事育児に不安だからという事で里帰り出産後、半年間自宅に帰らず、その間父親である下弟は嫁と子どもに会いに数時間かけて通っていた。

M父は、その時にタダで飯を食わせてやったのに誰に向かって物を言っているのかと怒鳴っているのだ。

正直言って、当時は下弟も「里帰りってそんなに長い?」と不満気だった。

「M子ちゃんは一人娘さんやから、親も本人も不安なんやろ?」と話したが、半年近くになると私も「まだ? どっか悪いの?」と思うようになる。

要は、別段産後の肥立ちが悪い訳ではなく、産後家事や育児を親に手伝って貰っているうちに、M子ちゃんはその生活に馴染んでしまい、ご両親は娘と孫との生活がなくなるのが忍びなく、自宅に戻るのが伸ばし伸ばしになっていただけだった。

下弟も仕事で疲れているが、休みのたびに嫁と子を見に通っていたのがだんだんと負担になって来た頃に夫婦で話し合い、M子ちゃんは自宅に戻ってきた。

M父は、その半年の間に下弟が来た時に食べた食事を「タダ飯を食わせてやった!」と言っている訳だ。

もう夫婦の問題の中に、何を個人的な恨みを入れて来るかなぁ?と、私は思わず口から出てしまった。

「あの...、お父さん? M子ちゃんは一人っ子ですよね? お父さんもお母さんも、老後はどなたに面倒をみて貰うおつもりでしょうか? 私の夫は一人っ子でしてね。舅姑が元気な頃はそりゃあ好き勝手言うてましたし、やりたい放題でした。『面倒も見ていらん!』って言うてましたけど、結局体が悪くなってからは同居で面倒見ました。そんなたった数カ月、それも別に毎日でもない事を『タダ飯食わせたった!』って言うくらいなら、老後は下弟の世話にはならんって事ですかね?余計な事は口にしない方が良いですよ?」

するとM父は顔を真っ赤にして体をワナワナと振るわせ、いきなり仁王立ちになり怒鳴った。

「お前は誰に物を言っとんだ! こっちは親や! お前は姉やろ! 格が違う! 一緒のつもりで物言うな! こっちは最初から反対やったんや! それでも親がおらんと言うから嫁に出したんや! こっちは婿に貰ったつもりや!」

なるほど~。

一人娘を嫁に出す気はなかったが、下弟には親がいないから、婿に貰ったつもりで結婚を許したと。

世間で言う「嫁は舅姑の言う事聞け!」の婿バージョンかぁ。

それも私を「お前」呼び。

結局この時はもう私が呆れかえっちゃったのと、M父が怒り心頭で話しにならなかったのとで解散する事になったが、帰り際に下弟から「まぁ、姉ちゃんは人を怒らせる名人や」と言われる。

えっ? 言われっぱなしで黙って話しを聞いて、まとめて貰う気で呼んだの?

そこまで馬鹿にはなれるはずがない姉だと、知らんかったんか下弟よ。

けれどもこの事で、M家ではどんなつもりで下弟と結婚したのか、また下弟の姉である私に対してどのような認識だったのかがよく分かった。

その場で一緒に聞いていたM子ちゃんも父親を制止する事もなかったし(制止して治まる親ではないのかもしれないが)、後日謝罪の電話もなかった事を考えれば、M子ちゃん自身も私に対して「夫の親代わり」ではなかったんだと後々になって気が付く。

自分の親が相手に対して「格が違う!」と怒鳴っておきながら、それはそれこれはこれとして、全くなかった事の様に私と付き合えるM子ちゃんを見て不思議に思ったが、逆に言えば下弟の言う「優しいお姉ちゃん」は、それらを全て受け入れてくれるとM子ちゃんは思っていたとも考えられる。

それはM子ちゃんだけでなく下弟も同様で、その点が後々色んな部分で私のモヤモヤになりイライラになって来たのだ。

なにも私は「姉だから偉い」とは思ってはいないが、人としての付き合いの上で「礼儀=マナー」は大事だと思っていて、しかしながらその部分が人によっての価値観で大きく違ってくる。

付き合いをする上では持ちつ持たれつの関係が必要だが、それはこちらが思っていただけだったんだと後になった知ることになるのだった。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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かづ

​ブログ「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」の管理人で、Ameba公式トップブロガー。 基本専業主婦の50代。子育てが終り、夫と2ニャンと暮している結婚38年目です。 一人っ子の夫と結婚し、舅姑の理想の嫁でなかった私の結婚生活においての戦いを思い出しながら書いています。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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