母の通夜に手ぶらの無一文で来た弟一家。弁当代やビール代まであてにされ.../かづ

アメブロで「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」を運営しているかづと申します。現在は夫婦二人と3ニャンとで暮らしています。今から20年以上前、私の嫁時代の体験を思い出しながら書いています。

【前回】身内だけで行うはずだった母の通夜。ところが親族の会社関係者がどっと押し寄せて.../かづ

【最初から読む】アッシー・メッシー・貢君だった彼が突然父に結婚の挨拶! 夫との馴れ初め/かづ

母の通夜に手ぶらの無一文で来た弟一家。弁当代やビール代まであてにされ.../かづ pixta_36218897_S.jpg

実母の通夜だと言うのに上弟は小銭程度しか持っていなく、上弟嫁と嫁母が財布すら持っていなかった。

夫と息子達に持たせるための弁当を買いにコンビニに行くと言うと、上弟が嫁に「お前らも一緒に行って来い! たばことビールもな!」と言ったので一緒に行ったが、着いたコンビニで一向に弁当を選ぼうとしないのでおかしいと思った。

「うちは夫と息子に持って帰らせる分はこれでええから会計するけど、そっちはまだ選んどく? 待っとくけど」

そう言った私に上弟嫁は「お金は持ってません」と言い出したのだ。

そう言えば、普通なら姪の様に小さい子がいれば飲み物とかおやつ類を持って来ているものなのに、通夜が終わる時間まで姪は何も食べず飲まずでいたのに違和感があった。

けれども私はそれどころじゃない状況だったので、両親もいれば祖母まで一緒に居るのだからと、姪の世話まで気にしていられなかった。

上弟嫁と嫁母は、私に買ってもらうつもりでついてきたのだ。

もちろん姪も一緒に。

私は財布を持たずについて来た上弟嫁と嫁母を前にして呆気にとられていたが、コンビニの店内にも関わらず「ビールとたばこを買って帰らないと何されるか分からない」と、上弟嫁は今にも泣きそうな顔をする。

思い返せば葬儀場から出て来る時に、上弟が「おーい! 姉ちゃんが晩飯買ってくれるから付いて行け!」と言っていたが、まさか本気だとは思わなかった。

店内でおばちゃん(私)が何か買ってくれると思っている様子の姪を見ていると、本当に不憫で仕方が無い。

上弟嫁と嫁母に弁当を選ぶ様に言うと、上弟嫁が「あの...旦那が弁当は要らんから、その分でビール買って貰えって言われたんですが...」と言うので、「私は弁当を買いに来たの! ビールは自前で買って!」と言ったら、嫁はうなだれていたが知ったこっちゃない。

だって旦那が言ったんだもん...と言う様な顔つきの上弟嫁が尚更ムカつく。

コンビニからの帰り道、「夫婦揃って金も持たずによく親の葬式に来れたね。それも飯代も持たずに!!」と上弟嫁に言った。

上弟嫁は「旦那がバカなんで私は被害者なんですぅ~」という態度がアリアリなんで、「お前も一緒や!」とムカムカした。

葬儀場に戻ると上弟は嫁にビールを出せと言う。

嫁は私の横で「お義姉ちゃんがビールは買わんって言うたから...」と言う。

ビールを買わんかった私が悪いんか!?

ただでさえ娘と嫁と嫁母の弁当と飲み物を私に買って貰っといて、その上ビールまで買って貰おうと思うなど、どんだけ図々しい!?

すると上弟は自分の財布から嫁に小銭を渡してビールを買って来る様に言いつけたので「ビール買う金があるんやったら、弁当代の足しに貰っとこうか!」と言ってやった。

嫁はオロオロするだけで、この夫婦を見ているだけでムカつく。

上弟は嫁から小銭をひったくり、ビールを買いに行くのか葬儀場を出て行った。

恐らく上弟は父の時の様に、私が通夜振舞いに寿司や酒を用意すると思っていたのだろう。

嫁母が「お義姉ちゃん...、ゴメンねぇ...」と言ったが、「いいえ! これほどまでに家族揃って常識知らずとは知りませんでしたけど! 弟がバカなのは重々知ってますけど、バカは弟だけじゃ無いのに驚きですが! よく手ぶらの無一文で全員連れて来ましたね」と言ってやった。

そりゃあ上弟嫁や嫁母的には経済的に物凄く苦労しているのだろうが、そんな事は私には関係ない。

ましてや、亡くなった父の遺産で一度は借金をチャラにして貰っているのを忘れるなって話だ。

私が放棄したからこそ取り分が増えたんだろうに。

「お前ら全部忘れてるだろう」とまで口から出そうになった。

翌日の葬儀でも、相変わらず上弟は自分が喪主だと言うので 「母の身元引受人の私が喪主に決まってんだろうが! バカは黙っとけ! お前が尻拭くんか!」 と言ってやった。

基本香典は辞退したものの、下弟の営業所からと夫の営業所からだけなので、せいぜい2~3万円だった。 それでも母が亡くなった病院の支払いが有る訳で、入院費や食費は福祉から出るものの、ティッシュやT字帯などの消耗品は現金払いになる。

生活保護を受けている母の貯金は全く当てには出来なかったが、母が入院時に勝手に私を保証人にしていたので亡くなった病院に支払う精算金は、私が全額かぶる事になっていたのだ。

病院から出る時に事務から「こんな時なのに言い難いが、これだけの金額を支払いして貰わないといけないので、身元引受人の娘さんに請求書を送ります」と言われていた。

病院への支払いは8万円だった。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

かづ

​ブログ「~こんな事を言っちゃあなんですが!~」の管理人で、Ameba公式トップブロガー。 ​基本専業主婦の​50代​。子育てが終​り、​夫と4ニャンと暮してい​る​結婚36年目です。 ​一人っ子の夫と結婚し、舅姑の理想の嫁でなかった私の結婚生活においての戦いを思い出しながら書いています。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP