仏像が祀られ、荷物が散乱していた「いわくつき物件」に住む私。たまに誰かの声が聞こえてきて

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:けんけん
性別:女
年齢:51
プロフィール:実母(79歳)息子(12歳)の三人で、ちょっと田舎に暮らしています。

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今の家を借りたのは16年ほど前のことです。

昔、母(当時63歳)がタコ焼き店をしていたのですが、地代を上げたいと地主が言い出したので、別の場所を探すことになりました。

そんな中、人づてに当時の店から5分ほど離れた今の家を紹介してもらったのがきっかけでした。

借りる際、父(当時66歳)が、大家さんに「家の中を見せてほしい」と頼むと「裏手の扉が開いているので、勝手に入って見ていいよ」と言われたそうです。

母の仕事が忙しい時間だったこともあり、父は一人でさっと見に行ったのですが、10分もしないうちに真っ青な顔をして帰ってきました。

実はこの家、前の持ち主が夜逃げをし、それを今の家主が買ったものだったのです。

家の中は夜逃げしたときのままで、荷物が散乱していて気味が悪かったそうです。

翌日、母の店が定休日だったので、父と母と私(当時34歳)で行くと、人が住んでいられたのかと思うくらい、家中に荷物が散乱していました。

窓を閉め切っているせいもあり、暗くてなんとも嫌な印象でした。

散乱した衣類、白いビニール袋に丸めて置かれた物、それ以外にも何か分からないものがあちこちに置かれ、足の踏み場もない状態です。

さらに、台所横の部屋の棚には仏像が何体か祀られていて、仏間の作り置きの仏壇には、お位牌以外は置いたままでした。

台所の食器棚の前にいくつもの袋が置いてあったので何かと思い開けてみると、神社のお札がいくつも入っていて驚きました。

仕方がないので、時間を作ってはこの家に通って、家族で荷物を整理しました。

父と二人で掃除をしていたときに、お店の手伝いがあるので「帰るわな」と声をかけると、父は慌てて「俺も帰る!」と私を追いかけてきました。

最初に一人で見に来たときにそうとう怖い思いをしたらしく、本当に怯えていました。

そんなある日、父が昼間に家の整理をしていると、老婦人と女性が訪ねて来たそうです。

老婦人は、夜逃げした前の住人の叔母で、もう一人の女性はその方が入っている施設の職員さんとのことでした。

前の住人(老婦人にとっては甥)がゆくえ知れずなので訪ねて来たそうなのですが、父も当然分かりません。

しかし、せっかく来たということで、家の中にあった仏像と仏壇にあった四国八十八か所参りの御朱印がされた掛け軸を持って帰ってもらったのだとか。

その後、1カ月以上かけて掃除し、ようやく営業許可を取って、住居を兼ねた新しい店舗を開けることになりました。

2年ほどして私が結婚し、それから半年ほど後、2階に夫婦で住むようになりました。

住んでからも奇妙な出来事は起こりました。

部屋と廊下の間にはすりガラスの障子があるのですが、昼間でも人影が横切ることがあります。

また、ある日の夜中にトイレに降りると、一階の階段すぐ横の部屋(以前、仏像が何体か祀られていた部屋)で女の人が3人ほどでキャッキャッと話している声が聞こえてきました。

すぐ近くにいるようなのに姿も見えないし、女の人が3人で話しているのも分かるのですが、何を話しているのか全く分からない不思議な状態でした。

数年前の夜にも同じように女の人が3人キャッキャッと話しているのを聞きましたが、こちらが慣れてしまったのか、以前ほど怖いとは思いませんでした。

しかし、息子(12歳)に話すと怖がるので、いまだに言えません。

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