<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ちーさん
性別:女
年齢:62
プロフィール:61歳の主人と二人暮らし。未だに夫婦共働きで忙しい毎日を過ごしています。
約8年前、2013年10月頃のことです。
近所にある神社に行きました。
この神社の隣の空き地は、子どもが遊べる公園になっています。
といっても遊具は劣化していて、子どもは誰も遊んではいませんでした。
街の高台にあるので、眺めも良い場所ですが、現在は日中でも人もほとんどいない静かな公園です。
当時、私は趣味で地域の伝説・民話を追っていました。
時間が空いたときは現地に赴いては写真を撮ったりしていたのです。
実は公園があるこの神社の隣に、もう一つ神社があったのですが、昭和38年に焼失してしまったとのことです。
公園の隅の方に古い石碑がいくつか残されていて、湯飲みやコップ、花立てなどもあり、コップには水も入っていて、おしきびが入っている花立てもあったことを覚えています。
私は、石碑などがあると必ずお参りをして、写真を撮らせてもらうのですが、ちょうど近所の方でしょうか、おじいさんがお水を取り替えに来ていました。
この方はこれらの石碑を守っているとおっしゃっていました。
私がここに来た理由は、江戸時代の浄土宗の僧侶・徳本上人の石碑がここに残されていると、地元の資料にあったのを見つけたからです。
徳本上人の石碑は確かにありましたが、本物かどうかは分かりません。
徳本上人は江戸時代のお坊さんで、各地を回っていたと残されています。
石碑の写真を撮り、高台のため眺めも良いので街の写真も撮ろうとしたときに、私の左肩が「ドンッ」と何かに押されたような感覚がしました。
振り向くと、誰もいないし、何もありません。
何だろうと思いつつ、景色を撮るためにシャッターボタンは押しました。
でもさっきの「ドンッ」はなんだったのかと急に怖くなって、帰ることにしたのです。
こんなことは初めてでした。
その夜、パソコンに写真を取り込むと、公園で撮った写真の中の1枚に、一面に青い光が走っていました。
「ドンッ」ときたのに関係あるのではないかと、背筋が寒くなりました。
怖くなったので消してしまいましたが、いくつもの青い光の線は今でも鮮明に覚えています。
神社にまつわるこのような話や噂は聞いたことはなかったので、不思議にも思いましたが、とにかく怖い体験でした。
このことを身近な人2~3人に話しましたが、撮った写真に青い色の光が走ったのなら良いことがあるよと言われました。
「消さなければ良かったのに!」とも言われたのですが、そういうことには詳しくないので良く分かりません。
その後8年経ちましたが、特に良いこともなく平々凡々の毎日です。
何か悪いことが起こらないなら、それで良いのかなと思っています。
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