<この体験記を書いた人>
ペンネーム:さんた
性別:女
年齢:45
プロフィール:高校生以下3人の子供を育てている主婦。
夫(45歳)は「洗濯物は必ず一度畳まなければならない」という、私からしたら全く理解不能なこだわりを持っています。
家事全般は私が行っており、もちろん洗濯物は畳んで収納しています。
結婚して子どもが産まれるまでは、洗濯物を畳まずに一日が終わってしまうようなことはほとんどありませんでした。
だから、夫のそのこだわりを私は全く知りませんでした。
しかし、子どもが生まれてからは、慌ただしく一日がすぎてしまい、洗濯物が畳めなかった日もしょっちゅう。
例えば、タオルが収納されていないとき、私だったら畳んでいなくてもタオルを使いますし、そのことに嫌悪感はありません。
もちろん時間ができれば洗濯物を畳みますが、畳んでいようが畳んでいまいが、タオルはタオルだからです。
しかし、夫はだめ。
夫は洗濯物の山から自分が使うタオルを一枚出して、その一枚を一度畳んで、次の瞬間にはそれを広げて使うのです。
お風呂上がりのびしょびしょの状態でも、必ず一度畳んでから使っています。
タオルに限らず下着も衣類も、必ず一度畳んでから。
畳んだ直後に使うので、畳まれている時間は1秒未満です。
それでも、畳むという作業なしには布類を使うことができないそうです。
結婚して、数年してから初めて見た夫のその謎の行動に、私はとても混乱しました。
「畳んでいない全ての洗濯物を畳んで収納する」のではなく「自分が使うたった一枚のタオルを一度畳んですぐに広げて使う」という謎の行動。
当時の私は夫の行動にとても傷つきました。
家事をこなせずにいる、私に対する嫌味のように感じたからです。
夫の謎の行動を何度も目撃し、理由を聞いてみたところ、決して私に対する嫌味ではなく、畳んでいない洗濯物を使うことがただ気持ち悪い、というのです。
夫にそう言われても、私はやはり自分が責められているように感じていました。
それから10年以上たちますが、いまだに夫は畳んでいないタオルを畳んですぐに使っています。
さすがにここまでくると、そんな夫の姿を見ても私は傷つかなくなりました。
見慣れてくると、夫の行動が変わった習性を持つ生き物のように思えて、あらまた畳んでいるわ、と微笑ましくも思えてくるから不思議ですね。
今では夫のこの行動は私への嫌味などではなく、単純に夫の謎のこだわりなのだと理解しています。
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