「食べられたものじゃなかったよ」料理下手だった妻が変わったキッカケは、とてつもなくしょっぱい料理

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:藤黄
性別:男
年齢:42
プロフィール:結婚して7年目となる妻と暮らしています。料理をそろそろ覚えようかと思って早7年が経過しています。

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結婚7年目に突入した私(42歳)と妻(36歳)

恋人だった頃から、妻は決して料理が得意ではありませんでした。

それでも、一切料理ができない私のために作ってくれた手前、あんまり美味しいと感じなくても残さず全部食べてきました。

妻の料理は薄味のものが多いのが特徴です。

濃い味付けが好きな私は「ちょっと物足りないな」と感じたら、バレないように調味料を足していました。

しかし、結婚して3カ月ほどたったある日、とてつもなくしょっぱい海鮮料理が出てきたのです。

薄味なら調味料を足せばなんとかなりますが、最初からしょっぱいものはどうしようもありません。

私は妻に本当のことが言えず、初めて妻の作った料理を残してしまいました。

妻は「体調悪いの?」と気遣ってくれて、私は「うん、でも大丈夫」と言い、申し訳ない気持ちをごまかすように早めに寝ました。

次の日、家に帰ると昨夜と同じ海鮮料理が並んでいました。

これまで2日連続で同じ料理が出てきたことはなく、私は完全に油断していました。

「もしかして...」と、恐る恐る少しだけ口に運ぶと、昨日とはうってかわって絶妙な味付けになっていたのです。

私は驚きましたが、妻に悟られないように食べ続けていると、それを見た妻が言いました。

「昨日の料理はごめんね。しょっぱかったよね」

そう言って顔の前で手を合わせました。

「う、うん」

少し気まずそうに答えた私に、妻は微笑んでくれました。

「今日のは美味しいでしょ? ちゃんと言ってよ、まずいって。私あのあと一口食べたけど、食べられたものじゃなかったよ。だから今日はリベンジで同じものを作ったの」

「リベンジ成功だな」

妻の言葉に思わず笑みをこぼしつつ、完食しました。

「ああ、美味しかった。でも、どうして昨日のはあんなにしょっぱかったの?」

私はお茶を飲みながら妻に言いました。

「ああ、ちょっとお母さんと電話しながら作ってたから、間違って塩を2回分入れちゃったんだ」

「2回分であんなにしょっぱくなる?」

私は妻を見つめました。

「もしかしたら、もっと入れてたかもね」

「多分、そうだね」

それから二人で笑い合いました。

それ以降、妻はいろんな料理本を買ったりネットでレシピを勉強したりして、料理の腕はめきめきと上達しました。

今ではママ友にレシピを教えるほどのレベルになり、私好みの味つけにしてくれて料理のレパートリーも豊富です。

妻の料理に「まずい」という機会はなく「美味しい」ばかり言っており、料理は完食続きです。

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