友人がまさかの不倫「友達なら応援するよね?」って...。友達だからこそ、言ってしまったこと

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ころん
性別:女
年齢:52
プロフィール:自分に結婚は向いてないと高校で自覚。身体の弱さと戦いつつも、自由気ままにソロ生活を楽しむ。

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何年も前から考えているのですが「友だちなんだから」に続く言葉はなんでしょう? 

「友だちだから許す」なのか「友だちだからこそ、他の人が言えないことを指摘する」なのか? 答えは出ないままです。

これを考え始めたのは親友の不倫です。

もともと彼女は、社内不倫カップルがいても「どういう神経してんの?」というような私と同じ、完全な不倫否定派でした。

私にしてみれば「あり得ない、彼女は絶対に不倫なんてやらない」はずの友人でした。

でも、その親友と不倫で縁が切れました。

彼女と知り合ったのは2006年頃。

私は37歳で彼女は30歳、同じ派遣社員として知り合いました。

2人とも勤めていた会社を辞めてからも、どちらかが入った会社に空きが出ると誘うなど、何社か一緒に働きました。

私は自分と似たタイプの友だちや男性と付き合う方が楽なタイプです。

彼女は知り合ったときから不思議と女同士特有のベタベタがなく、暗黙の「あなたはあなた、私は私」ができていました。

仕事はできるものの、それ以外はいい意味で大雑把さがあったり、面白くて大好きでした。

笑いのツボも同じなので、他の人には分からなくても2人だけで笑いをこらえたり、怒りで毒づくのも同じだったりで、過去を通してもなかなか出会えないタイプです。

何年もお互い干渉し過ぎず、楽な距離でフラフラと一緒に好きなことをしていました。

私たちがそれぞれ別の会社に勤めていた2014年(友人38歳)の秋のことです。

比較的テンパらない友人でもかなりキツい会社だったようで、イライラが多くなっていました。

彼女がそんなにピリピリする姿を初めて見た私は「そんなひどい会社なら契約更新止めれば?」と言いました。

その後、ちょっと落ち着いた頃に彼女から「ご飯食べようよ」と誘われ、久々に会うことに。

いつも通りに戻った友人に安心していたら「彼氏ができた!」と笑顔で報告されました。

「おぉ良かったね! どんな人?」と聞いたら、その会社の人との不倫だったのです。

私は衝撃を受けました。

ストレスは正常な判断もなくすのでしょうか? いつも不倫なんてと言っていたのに...。

「何言ってんの?」で私の頭の中はいっぱいになりました。

その日は一旦別れ、そこから私の葛藤が始まりました。

百歩譲って「家庭内別居に近い冷めた家庭の、離婚間近な男性」かと思えば、全く違うようです。

「長年付き合った彼女と結婚して奥さんに文句もない。男の子が3歳でとてもかわいい。でも私の友人も好き」

なんだそれ? それでいて会社の近くで手をつないで歩く? どういう男? 私からするとおかしなことばかりでした。

その後、私は彼女を説得しようしたのですが...。

「どうして? 友だちだから応援してくれるんじゃないの? 私なら応援するよ!?」

あまりの言い分に耳を疑いました。

「違うよ、友だちだから止めたいんだよ。確実に話がおかしいよ?」

何度も話し合いましたが話は平行線で、どんどん逆ギレしてくる彼女に、私は感情抜きで奥さんに訴えられた場合どうなるかなどを淡々と説得しました。

「これで腹括ってるんならもう何も言わない。でも私は何もない顔で『彼がね』とか聞けないし、普通に遊べない。アリバイに使われるのも嫌だ。身体の半分もがれるくらいツラいけど、私は無理。その男がまず一番腹立つ」

そう電話で話したのが彼女との最後です。

今でも、心のパーツのどこかが足りないような寂しい気持ちです。

失恋したような気持ちで泣けて泣けて仕方ありませんでした。

私が妥協すれば良かったのかな? と、何回も考えましたが私のモラルはそれもできません。

「友だちだからなんでも許す」

そんな考え方もあると思います。

でも普段ならあんなに冷静でクレバーな子なのに、自分は安全圏から出ずに家庭ではパパの顔をして、会社では友人に甘い言葉を言っている男性と離れられなくなって、奥さんとお子さんを裏切っている友人が許せませんでした。

どんなに仲の良い友だちでも、やったらダメなラインはあります。

私は厳しいのかもしれませんし、彼女に連絡したくなるときもあります。

でもやっぱり、一番好きな友だちにコソコソして欲しくないのです。

今、彼女がどうしているか分かりませんが、どんな形でも幸せでいて欲しいと思います。

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