家主が10人近く入れ替わっている「イワクつき」物件。不思議な「見える甥」が住むようになって...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:けんけん
性別:女
年齢:50
プロフィール:実母(79歳)息子(12歳)の三人で、ちょっと田舎に暮らしています。

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今年21歳になる甥っ子は、小さい頃は常人には見えないものがよく見えていたようです。

関西にある、とあるテーマパークができて1年ぐらいたった頃、2、3歳だった甥を連れて祖父母と私の4人で遊びに行ったときのことです。

甥は誰もいない右側を向いて、目線を私ぐらいの高さに向けて話していました。

「誰と話してるの?」と聞くと甥っ子は「見えないおじちゃん」と答え、その後も同じ方向を向いて、しばらく何か話して、上空に向かってバイバイと手を振りました。

「見えないおじちゃんは帰ったの?」

「うん! ぼくのお家に帰った」

そう答えていました。

「見えないおじちゃんは、いつもお家にいるの?」

「うん、いるよ」

甥によれば、常に甥のかたわらにいるようでした。

そして甥が小学校に上がった頃だったと思いますが、私の家に遊びに来たときにこんなことを言っていたこともありました。

「ぼくんちの隣(家の左側)に誰かいてるねん。夜になるとおって怖いねん」

甥の一家は、私の家から車で2~3分の場所にある、山手を造成した住宅地の端に暮らしていました。

甥の家の左は空き地で、木や草が生い茂りまるで小さなジャングル。

そのジャングルの方に、夜になると人がいるそうなのです。

当時、兄(現53歳・甥の父親)は工場勤務で夜勤もあり、兄が夜勤に出ると家の中には義姉(現49歳)と甥と姪の3人しかいませんでした。

義姉は見たことがないそうなのですが、幼子と女一人の家を狙った変質者か、甥にしか見えない何かだったのか...。

今となっては確かめようもありませんが、甥には恐怖だったと思います。

また、甥が中学1年の時、甥一家は今まで住んでいた家の斜め向かいにあった家に引っ越しました。

義姉が決めたようですが、築40年以上のその家は、持ち主が10人近く入れ替わっている、はたから見たらイワクつきの物件です。

甥一家が住み始めてしばらくたった日のことでした。

甥が遊びに来る際はいつも車で迎えに行くのですが、家の前で待っていると、左側の隣家の出窓からガラスにへばりつくように黒い髪の女の人がコチラを見ていました。

たまたま母も一緒に車にいたので、なんか見ているね...と話していたのですが、甥が出てきたので家に向かいました。

家に到着してもその女性のことが妙に気になりました。

「隣の家との間の出窓さぁ...」

話題に挙げようとしたとたん、甥が言ったのです。

「おばちゃん、隣の家との間に出窓なんかないで」

「えぇ!?」と思いつつ別の日に迎えに行ったときに見ると、確かに出窓はありませんでした。

ついに私も(母も)見てしまったのか...と思いました。

やはり何かある土地のようでした。

甥も当然分かっているらしく、高校生ぐらいまでは何かにつけて私の家に遊びに来ていましたし、受験時期には自分の部屋があるのに歩いて30分ほど先にある児童館で夜9時まで勉強していました。

甥以外の家族は感じない人たちなので、何を言っても聞く耳を持たないそうです。

甥はなるべく家にいないようにして過ごしていて、かわいそうに思っていました。

そんな甥も大学に入り、2回生のときに大学近くに下宿しました。

一度、下宿先に荷物を運ぶ名目で、母と息子の3人で見に行ったことがありましたが、大きな有名神社の近くの部屋で、落ち着いて生活しているようでした。

甥が安心して過ごせる場所が見つかって本当によかったと心から思いました。

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