<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ラズベリージャム
性別:女
年齢:52
プロフィール:愛猫2匹に癒される日々を送っています。50代にして再就職するアクティブ主婦です。
今から12年ほど前、当時小5の娘が中学受験を目指して塾に通っていた時のことです。
近所のママ友(当時45歳)の娘さん(当時小6)と同じ塾だったので、送り迎えを分担するなどお付き合いしていました。
同級生でないので、お互いに受験の話も気楽にできるし、何より情報交換もできるとても良い関係を築いていました。
そのママ友とはランチや買い物に行くなどとても仲良し。
彼女は書道教室も運営するなどの才女で、私はひそかに憧れており、毎日が充実していました。
書道教室には次女を通わせていました。
ですがある日突然、彼女との関係が壊れて敵視されるようになったのです。
きっかけは、ママ友の娘が中学受験に失敗してしまったことでした。
受験の合否は聞かされていませんでしたが、同じ塾なので情報は入ってきます。
しばらくして、彼女は私たち親子に冷たくあたるようになったのです。
まず次女の習う態度が悪いと、急に書道教室をクビにされました。
次女はどちらかというと人見知りで大人しいタイプだったので、納得ができませんでした。
そして、挨拶さえ無視されるようになったのです。
どうしてか分からず悩む日々が続きました。
もちろん、彼女が私に冷たくあたる理由は分かっています。
それは私が、彼女の娘が中学受験に失敗したことを知っているから。
プライドが高いのでしょう。
娘が受験に失敗した事実を許せないようで、彼女は「娘は受験してないわ!」と周りに話していたのです。
受験をなかったことにしようとするなんて...驚きました。
でも、逆にスッキリと割り切ることができました。
私はうわさ話なんて好きではないし、まして中学受験に失敗したなどと他人に話すはずもありません。
自分の娘も同じ境遇になる可能性もあるのですし、何より子どもたちが努力しているのを知っているのですから。
その後、彼女は自分の取り巻きの人たちにも根回しをして、私を孤立させてきました。
私自身、打たれ強いタイプだったので、彼女が冷遇してきたり孤立させてきたりしても、特別に堪えることはありませんでした。
やがて他の友人たちから「あなたも同じ目にあったのね」と声をかけられることもありました。
彼女は以前から自分が気に入らないと、私と同じように相手を孤立させることを繰り返してきた様子。
ただ、彼女は母親グループの中心的な存在だったので、自分が孤立することはありませんでした。
私に対してはともかく、子どもにまで冷たくするなんて酷い人だったんだと、縁が切れて良かったとさえ思いました。
それ以後はあまりママ友を作っていません。
個人同士ではいい関係が築けても、子どもが関わると一変することもあることが分かり、いい経験だったと思っています。
今は引っ越しをしたので彼女と会うこともありません。
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