困った相手でも「お客様は神様」だったあの頃。さっそうと現れた女性上司の「神対応」に感動した!

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:せみ
性別:女
年齢:44
プロフィール:44歳の夫と中学2年生の娘と暮らすパート主婦。

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20年ほど前、私(当時20代半ば)がスーパーで試食販売のアルバイトをしていたときのことです。

私は2~3日だけ勤務の短期のアルバイトで、その日はバイトの最終日でした。

私が立っていた試食コーナーの向かいに惣菜売り場があったのですが、そこにいかにもお酒に酔っている感じの、真っ赤な顔をした40~50代の中年男性が歩いてきて、店員さんにいちゃもんを付け始めたのです。

何を言っているのかはよく分からなかったのですが、店員さんの表情が気に入らないとか、ただの言いがかりのような内容でした。

しかも言いがかりをつけながら、店員さんの胸ぐらをつかみ、今にも殴りかかりそうな勢いですごんでいます。

今の店員さんだったら、きっと「やめてください!」とか「警察呼びますよ!」とか、何らかの毅然とした対応をとることでしょう。

ですが、当時の接客業においては「お客様は神様です」「お客様には決して逆らってはいけません」というような風潮が、まだ残っていた時代でした。

そのため、いちゃもんを付けられた店員や、私を含めその周辺にいた短期バイトは何もできません。

「すみません」とか「お客様どうか落ち着いてください」など、こちらは何も悪くないのにアタフタと平謝りしていました。

それでも、そのお客さんの怒りや言いがかりは収まらず、とうとう店員さんが殴られてしまいそうになったときです。

警備員を複数引き連れた、スーパーの女性上司がさっそうと現れたのです。

その上司は荒ぶるお客さんに向かって、無表情のまま「ちょっとあっち行って話しましょうか?」と事務室を指さしつつ、抗いがたい迫力を持った声で言いました。

荒れ狂っていたお客さんはピタリと静止し、急にオドオドしつつ「お? おお?」とつぶやきましたが、警備員に囲まれて事務室へ連行されました。

その後、その荒ぶっていたお客さんが上司たちにお説教されて、こってりとしぼられた上で放免されたのか警察に引き渡されたのか、詳しいことは分かりません。

いずれにしても、売り場に再び戻ってくることはありませんでした。

そして、いちゃもんを付けられていた店員さんやその周辺の短期バイトには特に落ち度はなかったということで、もちろん、お咎めはなしでした。

その上、周辺にいた私たち短期バイトには、怖い思いをさせて悪かったという、店からのねぎらいの気持ち(?)なのか、社員食堂の食事券をタダでもらえたのです。

私たちはほっと胸をなでおろし、お昼休みに食堂で定食をつつきながら「上司かっこいい!」「優しい!」と心の中で拍手喝さいを送ったのでした。

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