こんにちは。認知症で要介護4のお義母さん(姑)と、リウマチと骨粗鬆症で要介護5のおばさん(姑の妹)の在宅介護を経験した嫁のバニラファッジです。
今回のお話は、お義母さんとおばさんがともに要介護1だった頃の、我が家の入浴状況です。
前回のエピソード:「お願い、もっとゴシゴシやって」初めて姑妹の清拭をした時のこと
両膝に人工関節が入っているおばさんは、 髪を洗ったり身体を洗ったりは自分でできましたが、湯船に入ると、足が浮いてしまい自力では立ち上がれませんでした。
無理に立ち上がろうとするとひっくり返って溺れてしまうため、介助がないととても危険でした。
要介護1の認定を受けて、最初に利用したのが特定介護用品の購入でした。
保険を利用すると1割負担で購入ができました。
使い方は、入浴補助ボードを浴槽に乗せて腰掛ける。
身体の向きを変えて浴槽に入ったら、手すりに捕まって立ち上がってもらう。その間にボードをはずし、浴槽の中に椅子を設置する。
私が抱き上げていた頃と比べると、立ち上がりも簡単で 入浴介助も楽になりましたが、体を拭いたり着替えを手伝ったり、全てが終わる頃はさすがに私もクタクタでした。
その後、ケアマネさんの提案でデイケアで入浴サービスを受けることになったのですが...
私は天を仰ぎました。
その半年後に、おばさんさんが入院し自立歩行が困難になるまで、自宅での入浴介助は続きました。
退院し要介護3になってからは、週2回の訪問ヘルパーさんの入浴介助と室内に専用の浴槽を設置する訪問入浴サービスを受けることになりました。
一方、同じ要介護1のお義母さんは、着替えも浴槽に入るのも自力でできたので付き添いは楽でした。しかし、認知症のためか、身体を洗ったり、髪を洗ったりすることができませんでした。
お義母さんの場合、洗っても洗っても忘れちゃうので、わりとエンドレス(泣)
しかし、お義母さんが納得するまで洗うことにしていました。
もちろん面倒臭いのですが、認知症の人を相手に 「洗った!」「洗ってない!」で喧嘩するのは不毛で、お義母さんがただただ混乱し、認知症も悪化するように感じました。
そんな経験からも、時間が許す限り、私は叱ったり怒ったりしないよう心がけました。
認知症のケアは本当に根気が必要で、この辺りは子育てにも似ているところがあると思いました。
そしていよいよ次回は初めてのヘルパーさんの登場です。 他人に入浴を手伝ってもらうことへの抵抗感も タイプは違えど二人ともあったようです。
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