<この体験記を書いた人>
ペンネーム:濃姫
性別:女
年齢:44
プロフィール:夫(47歳)と高校生、中学生の子どもの4人家族。夫の実家のレストランを手伝いながら、義父母と半同居をしている。
我が家では6歳のポメラニアン(男の子)を飼っています。
我が家に来たときは生後3カ月で860g。
小さなぬいぐるみのようで愛くるしく、何をしてもかわいくて、あっという間に私たち家族は虜になってしまいました。
しかし、少し体が弱く、体格もポメラニアンの中では小さかったため、つい甘やかして育ててしまい、超自己中のわがまま犬に...。
そのうえ、最初犬を飼うことに反対していた主人が一番メロメロになり、溺愛した結果、犬くんは私がボス、娘(18歳)は妹、息子(13歳)は兄、そして主人(47歳)を自分の言うことを何でも聞いてくれる人と思っているようです。
普段は主人が部屋にいても近づかないし、帰宅しても知らんぷりなのに「散歩に行きたい」「人間の食べ物が欲しい」など、何かをして欲しいときにだけ主人に甘えます。
平日は私が朝と夕方に散歩に連れて行き、土日は主人が家にいるときは連れて行くのですが、外は好きだけれど歩くのはあまり好きではない犬くんは、主人にかわいい顔で甘えて、ほぼ抱っこで散歩をしているようなのです。
主人は、抱っこをして散歩していることを私たち家族には黙っていたのですが、私と散歩をしているときに、近所の人たちの証言で発覚しました。
「あら、ママとだとちゃんと歩いているのね。パパとだといつも抱っこなのに...」
「あれ、歩いているところを初めて見たよ!」
などと声をかけられたのです。
「ママは厳しいから、その分パパに甘えてくるんだよねぇ」
主人はそう言ってニンマリしていますが、土日は犬くんが退屈になると、主人の目の前に座り込みクリクリした目でじっと主人を見つめて「外に行きたい」アピール。
主人はその都度「仕方ないなぁ。パパとお外に行きたいの?」と、うれしそうに外に連れて行きました。
そのため、今では1日4、5回散歩(犬くんは歩いていませんが)に行くことが当たり前のようになってしまったのです。
私たちが食事をしていると、主人の足元に飛んでいき、上目遣いで主人を見つめます。
そうすれば、主人から食べ物のおすそ分けを必ずもらえると分かっているから...。
主人は私や娘、息子が気が付いていないと思っているようです。
「もう、これだけだよ」
「パパ、もう食べ終わっちゃった」
「ごめんね、おちまーい」
小声で小さな子どもを相手にするように、いわゆる赤ちゃん言葉で犬くんに話しかけながら、せっせと自分のおかずから犬くんが食べられるものをあげているのです。
家族全員、主人が食べ物をあげているのを知っていて、知らないふりをしているのに...。
ただ、主人の「おちまーい」という言葉を聞くと、それまでクンクン言いながら主人の足元にまとわりついていたのにクルッと背を向けて自分の定位置に戻り、主人の方をチラッとも見ません。
なんて現金な犬くん...。
ツンデレが上手な我が家の犬くんに操られている主人ですが、主人も幸せそうなので実は良いコンビなのかもと思っています。
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