アラフィフ主婦ブロガーのマコさんによる連載! 結婚20年、中高生の子ども2人を持つ48歳のマコさんには、とても個性的な60歳の旦那さんが...。複数の収益不動産(アパートなど家賃が入る物件)を持ち、なんと50代でアーリーリタイヤをされた頼もしい旦那さんなのですが、超絶な「節約家」だそう。そんな「ドケチ夫」と暮らす日々をお届けします。
前回の記事:ドケチゆえ...節水命な夫の「体臭」と戦った夏も終わりそうです.../ドケチ夫との日々
暑くて(臭かった)夏が過ぎ、徐々に秋の風が心地よくなってきました。
お風呂に入らない1週間チャレンジを経てさらに自分に自信をつけた夫は、ここのところさらに自分の限界に挑戦し続けています。
そうです。「お風呂に入らずどこまで頑張れるか」チャレンジは、まだ続いているのです。
先日12日間という新記録を樹立しましたが、この12日間、毎日のように私にマウントしてきました。
「お前にできるか。風呂に入らずにもう1週間たったぞ」
「知ってるか。今日でお風呂に入らなくなってから10日目だ」...とまあこんな風に...。
ただ、夏の1週間と違って、意外とにおいは気にならなくなりました!
たまに暑さがぶり返した日はやっぱり危険な香りがしますが、たぶんこのままだと14日間チャレンジは難なくクリアできそうな気もしますね。
どちらかというと、音もなく出す夫のおならのほうが臭いです...!!(-"-)
そこはかとなく漂う香り... ああ、このおならの立ちのぼる臭気と一緒に、夫も魔法のランプの中へ吸い込まれてくれたらいいのに...
そうしたら私は一生ランプをこすらないでいる自信があります!!!
お風呂に入らないでいると頭皮がかゆくなるときもあるようで、そこは彼としても悩みどころだったようです。
ですがどうしてもお風呂には入らずに済ませたいので、公園の蛇口で頭に水をかけてきたり、どこかでもらってきたお手拭きで地肌を拭いたりという涙ぐましい努力を続けていました。
(ま、実際のところ私は涙ぐみはせず、冷ややかなまなざしでずっと観察しておりました)
究極のドケチスタイル「丸坊主」に
ある日、外出から帰宅した夫が帰宅してから、何か言ってほしそうな顔で私のほうを見てきます。
ああめんどくさい...。ですが一応聞いてあげることにしました。「その頭どうしたの」
そうなんです。それまではまだ少し髪の毛があった夫でしたが、その日、全部つるつるに剃られていました!
「980円で理髪してくれる理容室に行ったらすごく混んでて、2時間待つことになると言われた。でも、全部刈り上げるのでよければすぐできるし料金も700円でいいと言われたので、すべて刈ってもらった」
...。そんな理由か。理由のほうにびっくりです。
まあ友達はいないし、学校などに行く用事もないし、髪の毛がないほうがお風呂が楽と思ったんでしょう。
ただ、髪の毛がなくてもやっぱり公園で頭を水で流すし、おしぼりで頭皮を拭く生活は続いています。
「お前も一緒に700円で丸刈りにしてもらおうや。水とシャンプーの節約にもなるし」と言ってきますが、私は世間から夫と同類に見られるのは嫌なので、はいはいと右から左に聞き流しております。
そして、昨日届いたばかりの新着ドケチ夫ニュースは「新しいソファを買うぞ」問題です。
前回、汗や座りすぎで革が真っ黒になって破れかけている、オフホワイトの本革ソファの話をしたと思うのですが、夫もこのソファじゃどうにもならないと思ったらしく、買い替えると言ってきました。
仲良し夫婦だったら一緒にソファを見に行くと思うのですが、私は自分の意見も採用されないのに一緒に買い物に行くのは時間の無駄なので、家具屋さんにはついていきませんでした。
帰宅早々「真っ赤なソファを購入しました!!」と家族にマウント取ってくる夫。
...それもしかして、強烈な色だから売れ残っていて安かったんじゃないでしょうね...と思いましたが、色の件はもういいです、もう。
というのは、真の問題はそこではなかったからです...。
古いソファは大型で搬入に苦労した覚えがあったので、搬出は大丈夫なのかと私が尋ねると、彼はひとこと「今あるソファは捨てないよ?」と...。
え?ちょっと?
「前のソファは捨てないよ?リビングにソファをふたつ置く」
????
おそらく、オフホワイトの本革のソファは高かったので捨てるのがもったいないんでしょうね...。
でもただでさえ狭く、夫の本やらなんやらでどうにも身動きが取れないリビングにもう一つソファは必要ですかね?(。-_-。)
どういうことかとさらに詰問すると、「古いソファはそのままの場所で使う。新しいソファは次に家を買ったときのために、とりあえずこの家に置いておく」
????(?_?)
「近々お前と別れて芸能人と再婚するし、その新居で赤いソファを使うんだから、お前に文句は言わせない」
そして家を買う予定は「まだない」芸能人と付き合う予定も「まだない」。
(*ノωノ)...ちょ...www 聞いてるこっちが恥ずかしいし情けないわ。
先ほども「こんな狭いリビングにソファ2つはいらないし、芸能人と暮らすときに新しい赤いソファ持って行ってくれて構わないから、今のソファは引き取ってもらって」と懇願しましたが聞き入れられず。
私が言えば言うほど頑なになるんですかこれ?
外敵から身を守ろうと中にキュッと閉じこもる、活きのいい貝かなにか??
白いのに座面が真っ黒なソファもろとも、魔法のランプの中に吸い込まれてもらっていいですかね、ほんとちょっと頼んます!!
ここのところ急速に介護が必要になってきた母とともに、還暦ドケチ夫の言動にも振り回されている私です...。
誰も彼もが、斜め上から話題を投げかけてきたり、新たな問題を持ち込んできたりで、私自身なにがなんだかよくわからなくなってきました。
正直なところ、いろんな問題の山に埋まりかけてはいますけど、頑張ろうとしすぎず、アラフィフならではの抜け感で、なんとか息ができる場所を見つけてつぶれないようにしていきたいと思っています。
現在進行形の「狭いリビングに2個のソファ入れてどうするの問題」が一番心配ですけど、それも時間が解決...しないとは思うけど、もうあとは「野となれ山となれ」ですかね...。
アラフィフって大変だな...っていうか、うちだけかな...。
【最初から読む】私、セレブ妻になるはずじゃ...60代ドケチ夫が我が家のトイレで行う「驚きの行動」/ドケチ夫との日々(1)
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