<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぽに子
性別:女
年齢:46
プロフィール:小・中学生の子どもがいる兼業主婦です。天気のいい日は子どもたちと一緒にスポーツを楽しみます。
私は大学入学したときから、結婚する直前までずっと一人暮らしを続けていました。
大学生の頃のことなので、今から20年以上前のことです。
当時は仕送りがほとんどなく、バイトをして理系の学部に通う、いわゆる苦学生でした。
でも理系の大学は研究が多く、バイトする時間が取れないので、生活はかなり厳しいものでした。
家庭教師のバイトをしていたので、生徒さんのご家庭でたまにご馳走になる夕飯が唯一といっていい贅沢。
一人暮らしでしたし、最初の頃は大学の食堂でランチを食べていました。
しかしその数百円がもったいなくなってしまい、途中からお弁当を作って食べていました。
実家暮らしの同級生もお弁当持ちの子が多かったので、私も一緒に昼食をとっていました。
お弁当とは言っても、簡単なものだけでおにぎりとおかずを少々です。
私のように自分でお弁当を作っている子は「面倒だから」という理由でおにぎりを持ってきていました。
それを見た私は「食費の節約になっていいな!」と思い、自分もおにぎりだけの弁当に変えてみたのです。
学年が上がり、一緒にランチを食べる子と講義の時間が合わなくなりました。
一人で食べることが増えたので、ふりかけをかけただけのお弁当を持って行くようになり、食堂だと恥ずかしいので、次の講義がある教室に行って食べていました。
お米が大好きな私は、米だけは田舎の実家から送ってもらっていたんです。
そんなことを繰り返していたら、受験のストレスで増えた5kgの体重があっという間に元通りになり、反対にベスト体重より3kgも減ってしまいました。
自分自身、もともと太っているほうではなかったため、ぱっと見ものすごく痩せてしまい、実家に帰省したときに「何を食べているの!」と叱られてしまいました。
ご飯が大好きだったので苦にはならなかったんですが、ご飯がメインでそれ以外の食品を食べない生活には無理があったと思います。
今思い出してみても、ご飯とたまに食べる卵以外は、他の食材が浮かんできません。
当時の写真を見るとすごく痩せていますが、大学生の頃はいつも肌荒れに悩まされていろんなスキンケア用品を試していました。
今になり考えてみると、完全にビタミン不足だったんだろうなと思います。
化粧品を買うお金があるのなら、野菜を食べたら良かったんですよね。
結婚したあと、いろんな食材を使って料理をするようになったところ、びっくりするほどお肌がキレイになりました。
食事が変わっただけでピタリと肌荒れも治まり、40代になった今は「肌がキレイですね!」と同世代の方に言われるくらいです。
一方、大学生の頃から数年間、ほぼお米しか食べていなかったのが原因かは分かりませんが、40代になってから血糖値スパイク(食後の短時間だけ血糖値が急上昇する症状)に悩まされるようになっています。
そのせいで当時とは反対に、糖質を控える食生活になってしまいました。
親となった今、食べ物というのはお腹が満たされたらいいわけじゃないということがよく分かります。
もともと料理も好きだったこともあり、結婚後には幼児食や栄養についての本を読み漁り、勉強をしました。
子どもには同じようなことをして欲しくないなと思っています。
関連の体験記:20キロ近い増量の原因はマヨネーズ!? 「ぽっちゃりマヨラー」だった私がマヨネーズを手放した理由
関連の体験記:好きなもの食べ放題「夢の生活」の代償は5キロのぜい肉...母の手料理のありがたさを知った出来事
関連の体験記:生理前の食欲が異常すぎて自分が怖い! 身体に悪いと思っていても...こんな私は変ですか?
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。