<この体験記を書いた人>
ペンネーム:さんた
性別:女
年齢:45
プロフィール:45歳の主婦です。
私は自然がまだ残る田舎に住んでいます。
近隣住民の多くは高齢者で、日中も静かな土地です。
私の自宅の隣にはガレージに2台真っ赤な外車が並ぶ、この地域では少し目立つ立派なお宅があります。
このお宅は50代後半のご夫婦が暮らしているのですが、2人ともお仕事で留守にされていることがほとんど。
私はここに暮らし始めて15年ほど経ちますが、お隣のご主人をほとんど見かけたことがありませんでした。
しかしこのご主人、 2020年の夏頃からリモートワークになったそうで、ここ1年近くは毎日ご自宅にいます。
明るくハッキリした性格の方なのだと思うのですが、地域の方に怒っている姿をときどき見かけるようになりました。
先日は、自宅周辺に路上駐車している車があり、警察に通報するぞ、と大きな声で怒鳴っていました。
そこは道幅が広い上に周辺の住民しか通らない道で、地域の暗黙の了承で近隣の方が路上駐車をすることがありました。
ご主人はこれまでほとんど出張されていたので、地域のことをご存知ないのです。
頭ごなしに大きな声で怒鳴るので、地域のお年寄りの方々は事情を説明することもできず黙ってしまいます。
静かな地域なので、家の中にいても怒鳴り声が聞こえてきます。
お隣のご主人が言っていることは間違っていないのですが、攻撃的な言い方のため、私も怖くなってしまいます。
もともと、少し派手な隣人夫婦は地域の方々にはあまり受け入れられていなかったのですが、ここ最近はそんなご主人の言動もあり、かなり嫌われてしまいました。
地域のご老人方が隣人夫婦の悪口を言っているのも聞こえてきます。
また、地域で情報を共有するために回覧板というものがあり、週に2度ほど回ってくるのですが、このお宅には回覧板まで回さなくなってしまいました。
組長さんが回覧板を回すリストから隣人の名前を消したのです。
このときはさすがに気の毒に思い、お隣のご主人にそのことをお伝えしたのですが、回覧板など必要を感じないので回ってこない方がむしろ都合が良い、というお返事でした。
それも確かにごもっともなのですが、そのような言動がますます地域の方々との摩擦を生みます。
そんなご主人はタバコを吸われるのですが、毎日、玄関の外にある椅子に座ってタバコを吸っています。
もちろん、タバコを吸うこと自体は問題ないのですが、お隣の玄関は我が家の裏庭のすぐ横にあり、タバコの煙の匂いが我が家の室内にも漂って来るので、私は気分が悪くなってしまうのです。
奥さんは留守がちでご主人だけが家にいることが多いようで、1日に10回以上は玄関の外に座ってタバコを吸っています。
私は家の中にいても匂いですぐに気付くのですが、窓を閉めようにもなんとなく気を使ってしまい、閉められないことがほとんどです。
また、地域の方々がこのご主人に怒鳴られているのを何度も見聞きしているので、なんだか怖くて、窓のすぐ近くでご主人がタバコを吸っていると思うと落ち着きません。
せめて2階のベランダで吸ってくれれば...と思うのですが、恐ろしくてとても言えません。
私が言えない以上、もう我慢するしかありません。
早くご主人のリモートワークが終わればいいのに! と思いますが、年齢的にも退職も近いでしょう。
引退されたら毎日こんな生活なのかと思うととても気が重いです。
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