皆様こんにちは、"くるぴた"です。 現在アラ還で、病院で清掃のパートをする傍ら、『離活のためのアラフィフ貯金日記』などのブログを運営しています。
数年前に離婚を経て、今は闘病していた猫が虹の橋を渡り、絶賛ペットロス中です。
ここでは結婚生活中に起こった、「おいおい、ちょっと待て」と思うような出来事などを中心に書いていきます。
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私と元夫が結婚したのはアラフォーになってから。
ある程度の年齢を重ねて人を見る目を多少は養った後のつもりでいたのですが...
実際に結婚してみると結婚前とは随分印象が違っていたのに気が付きました。
一緒に暮らすようになってから、この人はこんな人だったのかと強く思ったのは、元夫のファッションセンスでした。
とにかく派手な色が好きなのです。
赤とオレンジ、黄色がとにかく大好き。
スペインの国旗のようないでたちを好みます。
それがデザイン的に暖色系が合うオシャレ系の私服ならまだ問題は無いけれど、上はただの無地のTシャツがほとんど。
下は原色のジャージやスウェットです。
思えば結婚前、私は元夫のスーツ姿しか見たことがありませんでした。
表情は険しく、顔立ちは派手ではありませんが特に目立った欠点がなく、長身で肩幅があるので、スーツはよく似合っていたのです。
そのため2人で歩いていても、一切抵抗はなかったのですが...
せめて原色服が完全な部屋着だったら、まだ許せるのですが、本人はそのスタイルで近所をウロウロします。
日曜日の朝、バルコニーで洗濯物を干しているときに、ふと斜め下の景色を眺めたとき、全身がオレンジと赤のヒョロヒョロした人物が、レジ袋を手に提げてこちらに向かって歩いて来るのが目に入って脱力したのも、一度や二度ではありません。
これがまた上の方の階からでも、よく見えるのです...
ちなみに足元はイボ付きの健康サンダルか、学生時代のコンバースのスニーカー...
とても40代を控えた、いい年齢のオッサンとは思えません。
そして一緒に暮らすようになって、一番困ったのは、そんな元夫が私と2人で近所を歩きたがることでした。
私自身はよく言えば無難な、悪く言えば地味な色合いが好きで、主に白と黒、グレー、ネイビーなどのワードローブばかりです。
落ち着いて目立たない格好で、人目に付かずに生活したい妻の横には、オレンジ色の薄手のパーカーと真っ赤なジャージに健康サンダルの夫。
Tシャツこそ白なれど、まあ目立ちます。
悪目立ちです。
それが近所の散歩くらいなら、まだ納得します。
しかし、新婚当初の夫がある休日にこんな事を言い出したのです。
「今から2人で買い物に行こう!」
某ショッピングモールへ、徒歩で、ですか...
あそこは家から直線距離で2kmはありましたよね?
しかもその店舗は駅前にあって、店はもちろんのこと、行き着くまでの道が人で賑わっている所じゃないですか!?
その距離を赤い元夫と一緒に人目に晒されるのは、かなりの苦行です。
とは言え、北海道に来てからまだ日が浅く、なかなか繁華街にも行っておらず、お店などを見たいという好奇心があったのも事実。
いつものような服装の元夫を気にしつつも、一緒に買い物に出掛けたのでした。
そこは結構モールの面積も広く、テナントもたくさん入っています。
来るまでに何となく人の視線を感じつつも、モールに着いた途端、元夫は 「俺は大事な用事がある。この入り口を待ち合わせ場所にするから、キミも好きなところを見て回るといい」 と言いました。
エッ!? 本当? 自由にしていいの?
横にカラフルな暖色系の人を連れ歩かなくてイイなら、服なんかも見て回れる!
手に取って買うわけじゃなくても、ウィンドウショッピングだけでも楽しいものです。
しばらくカジュアル系のお店を梯子して、待ち合わせ場所に戻りました。
そこにはすでに何かを買った元夫が待っています。
私はイイ気分のまま明るく声を掛けると、夫はうつむき加減で言いました。
「タクシーを拾おう」
健康サンダルで靴擦れしてしまったようです。
(それじゃ不健康サンダルじゃないの!)と心の中でツッコミながら、それでもこれ以上人目に晒されることがないならと、タクシーに乗って帰りました。
確かタクシー代は私持ちだった記憶があります。
家に帰ってからよく見ると、夫が買っていたのはプレイステーションのコントローラーでした。
元々本体に付属していた物が壊れてしまったのかと思ったけれど、翌日、元夫の書斎兼仕事部屋を掃除していたら、ゴミ箱に入っていたのはバラバラになったコントローラー...
あの人が八つ当たりをするのは、壁だけではなかったのです。
でももうその頃には、元夫が壁を殴ったり蹴ったり音にすっかり慣れており「ああ、またか...」くらいになっていました。
人間、疑問を持たなくなったらダメですね。
こんな調子で、どこかが変なまま、私は新しい生活に流されていったのでした。
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