乳がんの手術。乳房温存か全摘出か再建か。私の決断/なないお

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乳がんの手術ではステージやがんのタイプなどによって違いますが、乳房温存と全摘出、全摘出の後に乳房再建という選択肢があります。

私の場合は乳がんの中でも小葉がんというタイプで、見えているがん以外にも小さく散らばっている可能性が高く、温存は不可能ではないが再発の可能性を考えると勧められないと主治医の先生に告げられたので全摘出を選びました。

前回の記事:爪がはがれるような痛みに痺れ...抗がん剤治療中に励まされた麻央さんのブログ/なないお

同時に乳房再建するかどうかは自分の希望で決めることが出来るのですが、私自身は全摘出をして見た目が変わってしまうことにあまり抵抗はなく、再建した場合、再建しない場合のデメリットで比べようと思いました。

同時に再建する場合、手術の時間や入院の期間が長くなること、再建の方法は人工的なものを入れる方法と、自分の脂肪を別の場所からとって入れる方法があること(ちょっと他が痩せられそうで魅力的)を主治医の先生から伺いました。ツイッターで乳房再建の経験者の方からもいろいろ伺ったところ、術後はしばらく痛いこと、その後の検査が受けづらいというお話を聞きました。

全摘出して再建をしなかった場合、単純に見た目の問題があること、温泉などには入りづらい、片方ないのでブラジャーが上がってくる、などの不便があるようです。

女性として乳房を失うことは、人によってはとてもショックなことだろうと思います。これは年齢に関わらずアイデンティティの問題なのだろうと想像します。

しかし、私にはそういう気持ちが全くなかったので再建は選びませんでした。温泉はめったに行かないですしそれくらいの不便で済むならいいかと。

 

2016年12月、いよいよ手術当日です。

全身麻酔のため、もちろん手術中は意識がなく何もわかりません。

目が覚めたときにはいろんなものに繋がれていました。点滴、尿道カテーテル、脇にはドレーン(術後の体液を吸引するための管)、ふくらはぎには圧迫器(血栓を予防する機械)が動いていました。

胸はまるで分厚い鉄板が入ったような感覚がしました。傷口はガーゼで覆われているので見ることはできません。その日はたくさんの管に繋がれたまま、おなかすいたな~と思いながら眠りにつきました。

翌日、尿道カテーテルと圧迫器がはずされ食事をとることができました。もう歩くことも出来ます。後はドレーンからでてくる体液が減るのを待つだけでした。術後に痛みがあれば我慢せずに言うようにと言われていましたが、特に痛い思いをすることはありませんでした。

ガーゼが外れ摘出後を見ると、平原ではなくお皿のようになっていました。凹んでる?と思うほどがっさり取ったようです。

6日間の入院でドレーンも外れ退院。リンパ節も切除したため、リンパ浮腫を防ぐマッサージを教えてもらって子供たちが待つ自宅へ向かいました。

母子家庭なので入院中は私の実家の母が子供たちの世話をしてくれました。

余談ですが、手術の付き添いは私の父が来てくれたのですが、術後には付き添いに説明があるんですよね。その時に摘出したものを見せられるんですよね。もう私も50歳ですけど、父もおじいさんですけど、すでに私の体から離れたものですけど、自分の父親におっぱいを見られたのはびみょーな気持ちになりました。

次は放射線治療とホルモン療法が始まります。

>>次回へ続く

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医療監修:すわやまクリニック 田島厳吾 院長

なないお

アラフィフの乳がんサバイバーです。発達障害児をふたり育てるシングルマザー。アスペルガー症候群・ADHDの娘は12歳、自閉症スペクトラムの息子は10歳。心臓病の私の父親(76歳)も同居。パート勤務、ブログなど文章を書いて暮らしています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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