爪がはがれるような痛みに痺れ...抗がん剤治療中に励まされた麻央さんのブログ/なないお

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2016年6月に始まった抗がん剤は、3週間に一度のAC治療を3ヶ月間。その後、パクリタキセルという抗がん剤を毎週投与することになりました。合計で半年間です。

前回の記事:抗がん剤治療で抜け落ちる髪の毛。思い切って丸坊主に/なないお

抗がん剤の投与は通院で行うのですが、副作用を抑える薬から始まって何本も点滴を打つので数時間かかってしまいます。

AC療法は3週間に一度なので、火曜日に点滴をしてその週の土日あたりに一番動けなくなり、その後だんだん回復していくという波がありました。波にあわせて簡単に作れる食料品を買い込んだり家事の調節をしてなんとか過ごしていました。

副作用としては、脱毛と、とにかく体がだるくて動けないこと、あとは味覚障害で味付けがよくわからなくなり子供に料理の味見をしてもらうようになりました。吐き気は薬でコントロールが出来ていました。

しかし後半のパクリタキセルは毎週の投与でほぼずっと体調が横ばいのままでした。AC療法のように波でどーんとしんどくなることはないよと言われていたのですが、何ヶ月も続く抗がん剤治療に体も疲れていたのか、そのどーんとしんどいのがずっと続いているような状態になってしまいました。毎日寝てばかりの日々でした。

パクリタキセルでの副作用で一番大きいのは末梢神経麻痺です。

投与中に少しでも麻痺が起きにくいように手足を保冷材で冷やしてくれますが、3回目の投与くらいから少し足の先が痺れるようになってきました。

その後、回を重ねるごとに手先足先から痺れがどんどん広がっていきます。手のひらはずっとお米を研いでいるような感じ、足はずっと砂の上を歩いているようです。そのうち腕は肩まで、足はひざより上まで、舌先も痺れるように。足先は爪がはがれるような痛みも始まりました。

ちょうどその頃、同じ乳がんで闘病されていたタレントの小林麻央さんがブログを始めたことが話題になっていました。私と同じくタキソール系の抗がん剤の手足のしびれに悩みつつ、力強く生きようとされている麻央さんのブログを、抗がん剤投与中に読みながらいつも勇気付けられたものでした。

麻央さんに本当に本当によくなって欲しかったです。同じ病気を持つ身として子供を育てている母として非常に残念で悲しいお知らせでした。

パクリタキセルの末梢神経麻痺は後遺症として残る人も多く、私もその一人です。抗がん剤終了から1年ちょっと、麻痺の範囲は数ヶ月でずいぶん小さくなりましたが、くるぶしより下は一向によくならないままで痺れており、爪先の痛みも未だ継続中で痛み止めを飲みながら仕事をしています。

 

ただ、半年間の抗がん剤治療も辛かったことばかりではありませんでした。

抗がん剤前の検査で乳房に2センチと1センチ、リンパ節に1センチの腫瘍がありました。それが抗がん剤後の検査ではリンパ節と乳房の1センチのほうは見当たらず、2センチのほうがぺしゃんこにつぶれた形で少し見えるくらいになりました。乳がんの中でも小葉がんは抗がん剤が効きにくいと聞いていたのですが、私にはとてもよく効いたようです。これはとても嬉しいニュースでした。

そしていよいよ手術です。

>>次回へ続く

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医療監修:すわやまクリニック 田島厳吾 院長

なないお

アラフィフの乳がんサバイバーです。発達障害児をふたり育てるシングルマザー。アスペルガー症候群・ADHDの娘は12歳、自閉症スペクトラムの息子は10歳。心臓病の私の父親(76歳)も同居。パート勤務、ブログなど文章を書いて暮らしています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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