アラフィフ主婦ブロガーのマコさんによる連載第2回! 結婚20年、中高生の子供2人を持つ48歳のマコさんには、とても個性的な60歳の旦那さんが...。複数の収益不動産(アパートなど家賃が入る物件)を持ち、なんと50代でアーリーリタイヤをされた頼もしい旦那さんなのですが...超絶な「節約家」だそう。そんな「ドケチ夫」と暮らす日々をお届けします。
前回の記事:私、セレブ妻になるはずじゃ...60代ドケチ夫が我が家のトイレで行う「驚きの行動」/ドケチ夫との日々(1)
今日も夫が家にいます。
外は雨。だけど、それが在宅の理由じゃありません。
「外に行くと、お金を使うリスクが増すから」。
お金を節約するためには、在宅であるのが一番のリスクヘッジなのです。
そして、私に話しかけてきました。
「あのな。お前な。
月曜日のあとには火曜日がくる。
火曜日のあとには、水曜日がくる。
水曜日のあとには、木曜日がくる。
木曜日のあとには、金曜日がきて、土曜日がきて、日曜日が来る。
わかるか?」
... (-"-)
...毎日こういう、意味のない話をしてきて、私はそれだけでイラっときます。
そして彼はこう続けるのです。
「つまらん!毎日つまらん!!つまらーーーーーん!! 一体どうすればいいんだ!お前に俺の苦しみがわかるか!」
ああわかるよ。
本当に私もこんな毎日が嫌で嫌でたまらないよ。
とりあえずつまらないなら...
出 か け て こ い や。
夫が毎日23時間、家にいる苦痛...
毎日毎日、夫が節約のために家にいる。
なんで48という若さで(!)私は夫源病になっているのだろう...
世の男性が60歳、65歳まで働くところを、50代半ばでアーリーリタイヤした、いわば「資産家」の夫ですけれど。
彼は基本的に、23時間、家におります。
残りの1時間は、健康のために変なウォーキングをする時間だったり、コンビニに行く時間だったりで...
彼の1日のほとんどは、テレビと、食事と、スマホでのユーチューブと寝る時間。
これで占められています。
55インチのリビングのテレビの前に、4人掛けのこたつ机を置きっぱなしにしまして。
そこにたくさんの書類と手紙類を、これでもかと積み重ね、自分は臭いをほのかに放つ大きめの座椅子を置いて座って、テレビを見ます。
テレビの前が書斎状態なわけですね。
(もちろんこのこたつ机には、夫しか座りませんよ)
というか、リビングが書斎ですよあなた!
リビングはリビング、書斎は書斎ってもんじゃないでしょうかね!?
ちなみにこの座椅子からは、震度4以上の地震が起きない限り立ち上がりません。
トイレに立つ以外、ずーーーーっとこの座椅子に座って、あれこれあれこれを私に命令してきます。
(最近は基本無視)
WOWOWやケーブルテレビなどに契約するお金ももったいないので、たとえテレビ番組が面白くなくても、有料チャンネルはもちろん契約いたしません。
夜間の方が電気料金が安いからって...
さて、皆さんは、夜間の電気料金は、昼間に比べて割安だということをご存じでしょうか。
そのため、夫は夜の時間をテレビタイムに充てております。
家族が寝てしまえば、一人っきりでリビングを占有できる時間。
(いや、そもそも日中もずっと起きている間はリビング占有屋なんですが...)
で。夜じゅうテレビを見ています。
昼間ビデオに録り貯めたドラマやドキュメンタリーやニュース。
誰も見ない明け方だからやっている、昭和の懐かし時代劇。
飽きたら、スマホを取り出してユーチューブですわな。
(スマホなんてもったいない!と昔はガラケーにこだわっていましたが、今はスマホをwifiで見放題ということを覚えました。優秀な妻の尽力によるものですわ)
夜じゅうテレビをつけてて、彼が寝るのは朝5時すぎ。
起きるのは朝10時や11時で、そこからまた、朝6時からのニュースを録画したものを、2時間ほどかけて見るのです。
聞き逃したものは巻き戻して、何度も何度も同じ部分を見ていて...
リビングを独占している状態です。
夕食後、家族がダイニングから消えると、ザッツ・テレビ ターイム!
「電気を消せ。必要ないから」と夫。
なぜかというと、うちは水道光熱費は夫が払ってくれることになっているため、自分の出費を抑えるためなのですね。
なので、使っていない電気は消します。
使っていてもよい電気も、全部消します。
家族がいなくなったその瞬間から、真っ暗な世界が夜じゅう続くことになります。
テレビをつけている時の照明はなし!
テレビがついているときは、テレビのあかりでまだ明るいのですが...。
テレビを消して、真っ暗な夜中のこと。
私がトイレに起きると、暗い部屋の座椅子の位置でボーっとスマホを見ている夫の姿が、弱弱しい画面の光に...しろーく...映し出されているのです...
「...!!ギャァァァァ!」
本当にびっくりですよ!
暗くなっているから、誰もいないだろうとドアを開けると、そこに白い顔がぼぉっと浮かんでいるわけですからね!!
「なんなのもう!なんで真っ暗な部屋でスマホ見てんの、バカじゃないの?」
すると彼はゆっくりと私のほうを見て...
「エコです、エコ!」(゚∀゚)
こんな感じで、訳のわからんドヤ顔で言ってくるのです、悪びれもなく。
もちろんイライラするから文句は言いますよ!
しかし何度言っても、右から左に受け流す。
電気代を節約するほうが大事なんですね、彼にとっては。
...こんな感じですので、私も子供も、夜にリビングに入るときは、スマホのライトを持ちながら、ホタルのように足元を照らしながらトイレに行くようにしています。
何のための部屋の電気でしょうか?
当然ながら、玄関先のポーチライトは、住み始めてから十数年たちますが、一度もつけたことがございません。
家の電気をつけないのに、人様のためにつける灯りはございません。
「生活最低限」の基準も思いっきりずれているドケチ夫...。
なぜ家の中にいるのに、携帯を懐中電灯変わりにしながら廊下を歩く必要があるんでしょうか...。
まだまだこんなの日常の序の口だったりするのが恐ろしいです。
そんなドケチ夫ですが、節約することに執着しすぎて出費が大きくつくことも...(笑)。
次回はそんな「ざまぁみろ」な失敗談をお話します。
【最初から読む】私、セレブ妻になるはずじゃ...60代ドケチ夫が我が家のトイレで行う「驚きの行動」/ドケチ夫との日々(1)
【まとめ読み】ドケチ夫の「驚きの生態」とは...⁉ マコさんの記事リスト
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