<この体験記を書いた人>
ペンネーム:シルキーロール
性別:女
年齢:52
プロフィール:専業主婦。医療関係事務・研究手伝いなどを経て現在無職。息子一人(大学生)夫あり。
女性についてまわる体の変化。現在私は「更年期」真っ只中です。
皆さんのほとんどがそうだと思いますが、若くて元気なころは、全く考えない、興味すらなかった更年期。
私も実母が更年期障害に苦しんでいたとに、全く気が付いていませんでした。
一般的には「頭痛・腰痛・イライラ・ホットフラッシュ」といった困りごとが多いようですが、私の場合、それプラス、全く知らなかった症状に悩まされています。
「へバーデン結節」というものです。
これは主に手の指に症状が出る病気。
年を重ねた女性に時々拝見される、大まかにいえば「指先が腫れる、曲がってしまう」というものです。
それも、ただ、曲がるというだけではなく、痛みも強く、関節が日々変化していきます。
私の場合、手の指のほとんど、左右関係なく症状が出ていて、とても辛い日々です。
はじめは指先だけが熱を持っているような感じがしました。
そして関節痛に似た痛みを感じはじめたのですが、「ケガでもないのに不思議だな」と思ったくらいでした。
49歳の頃、整骨院で腰痛を見てもらった際に、ついでに「この指先が痛いんです」と先生に相談してみたところ、ひょっとしたらへバーデン結節かもしれない、と言われ驚いた記憶があります。
そんな病気を聞いたこともなかったからです。
指が曲がらない、固まって動かない、痛いなどの症状が出るものに「リウマチ」があるのですが、私の場合血液検査でその結果は出なかったため、「へバーデン結節」にほぼ間違いないと言われました。
そして悲しいことに「へバーデン結節」には特効薬、治療法が無いのです。
大袈裟に言えば治らない、黙って経過をみておくしかないのです。
外科的には手術もあるようですが、命にかかわるということもありません。
ですが、実際とても痛いのです。
たとえば手が缶のプルタブに触っただけで、飛び上がるほどの痛みが走ります。
また、夜中に寝返りをうつ際に、手が床に当たっても...かなり痛いのです。
さらに、第一関節が腫れて曲がらないので、針仕事や服のボタンの開け閉め等、指先に力が必要な動きがやりづらい...。
そして何より人目が気になってしまいます。
指輪も似合わなくなり(関節が太く腫れ、入らないし痛い)、ネイルなどしようとも思えません。
人前に出る仕事をしている訳ではないのでその点は助かりますが、「女性は手に年齢が出る」などと言われますし、苦痛に思う人も多いでしょう。
「へバーデン結節」は、すべての人に症状が出るものでもなく、症状も個人で大きな差があるようです。
私としては、緩和できる方法が見つかることを日々願っています。
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