<この体験記を書いた人>
ペンネーム:きたいしない
性別:女
年齢:44
プロフィール:結婚して十数年。義母と同居しています。
主人と結婚して十年が過ぎたころ、家を建て直すことになりました。
先代が建ててくれた立派な家でしたが、リフォームではおさまらないほどガタがきてしまったため、主人が一世一代の買い物をすると決意!
住宅ローンは大変になるけれど、新しいお家。「これから楽しみがたくさん待っているんだ!」と、ウキウキしながら建て替えプランを検討していました。
そして建て替えにあたり、土地面積を新たに測量をすることになりました。
境界の測量のため、お隣さんにも協力してもらうのですが、なにせ約70年前、祖父母の時代に購入した土地。そのころの権利書等は、今の時代の権利書と比べるとやや正確さに欠けるものでした。
お隣さんも同じ時期に購入していて、祖父母と同じような権利書を持っていました。
約70年前、祖父母の代からずっと仲良くしてきたお隣さん。「ちゃんと計測できるなら」と、測量すること自体はとても喜んでくれました。
...ところが、 この測量が大きな問題になってしまったんです。
どう見てもまっすぐ引かれている境界線を、お隣さんが「真っ直ぐじゃない」と言い張るのです。
詳しい位置関係は説明しづらいのですが、お隣さんが言うとおりにその境界線が真っ直ぐじゃないとすると、極端に言えば、「我が家の中にお隣さんの土地が入ってきてしまう」ような、ありえない意見です。
開いた口がふさがらないとはこういうことかと実感しました。
ご近所さんには「相手が悪かったわ。あのジィさんじゃね......」とコソッと耳打ちされました。
実は、そのお隣さん、陰でうちの祖父母を目の敵にしていたそうなのです。
なんでも、祖父母のことを「自分より1枚上手」と感じていたらしく、「目の上のたんこぶ」のように思っているようだと......。
ご近所さんは、それを長年聞いていたそうです。
今回、このようなことになってから、祖父母の悪口ばかりを言っていたことを初めて教えてくれたのでした。
それからもめにもめ、弁護士も介入。約2年の歳月を費やし、なんとか無事に家は建ったものの......お隣さんとは深い溝ができてしまいました。
もうお隣さんとはなるべく話もしたくないし、顔も合わせたくありません。
きっと相手も同じはず......と思っていたのに、わざわざ私が外に出る時間を見計らっては出てきてにらみつけ、子どもたちが庭の草むしりをすれば「ここへ入るな!」と怒鳴りつけ......。子どもたちは怖くて庭に出られなくなってしまいました。
でも、そうかと思えば別の日は、突然ニコニコして話しかけてくるんです。
もう、私たちにとってそのお隣さんは「恐怖」以外の何物でもありません。お願いですから、もう、これ以上なにもしないでもらいたいです。
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