<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ぴいこ
性別:女
年齢:52
プロフィール:生活のために仕事はするけれど基本引きこもっていたい50代。
70代後半の義母は、我が家から車で1時間ほど離れたところで1人暮らしています。こちらからは年に2〜3回しか会いに行けないのですが、フットワークの軽い義母は頻繁に我が家を訪れます。
我が家では、何か不測の事態が起きたときのためにと義母には合鍵を渡しています。私としては、私たち家族が旅行などで出かけている時に万が一のことが起こった場合......例えば火の元が心配であったり、窓の施錠を忘れたかもしれないなど確認してほしいことがあった場合にだけ使ってもらう想定でした。
ところが、義母の感覚は違ったようで、鍵を渡した当初から私が在宅していても、ちょっと出かけているだけのときも、普通に合鍵で入ってくるのです。
初めて義母が来たときの驚きは今でも忘れられません。
休日の昼間、テレビを見ながら1人のんびりしていると、玄関でガチャっと鍵の開く音が。出かけていた夫が帰ってきたのかな? それにしては早いな、と思う間もなく「いる〜?」という義母の声がしました。「えっ? なぜ?」と状況が理解できない私。すぐにリビングに入ってきた義母は当たり前のように「休みだから出かけてるかと思ったけど、それならそれでいいかと思って来たのよ」と言います。多分、そのときに咎めなかったことも、その後の義母の行動に拍車をかけたのだろうと思います。
「もうお昼は済んだ? お惣菜買ってきたんで食べましょうよ」とテーブルに並べ始めるので、反射的にお茶の用意をし、お皿や箸を並べて準備を手伝ってしまいました。
「お義母さん、なんで来たんですか」とも聞けずに、モヤモヤしながら義母が買ってきたものを食べ、コーヒーなどを出して雑談をし、帰っていった義母。
その後も義母は合鍵を使って我が家に入ってきます。私が留守のときは洗濯物を取り込み、たたんで置いてあり、コンロ周りや換気扇や洗面台、お風呂などを掃除し、私が戻る前に帰って行ったりします。
それを友人に言うと、「無料のお手伝いさんみたいでいいじゃない」という人と、「え〜! そんなの絶対に嫌だ」という意見に分かれます。私は後者なので、義母が良かれと思ってやってくれていることが生理的に嫌でたまらないのです。私の掃除の至らなさを責められているような気にさせられるのです。けれど、のんきな夫の考え方は前者なので、私の気持ちをわかってもらえず余計にモヤモヤします。
今は在宅しているときはチェーンをかけて、突然の義母の来訪に少しでも抵抗しています。あとは、こまめに掃除をすることでしか対策ができず、ストレスです。
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