最近鏡をみて顔のシミが気になり始めました。一度気になるとついそこに目がいってしまいます。若い頃ならジャブジャブ洗顔して、化粧水をつけるだけでも十分に美しく明るいお肌でした。50年以上生きていると、お肌の手入れひとつとってみても、まぁ手間のかかること。それでもシミは浮いてきて、ついに隠す手段をとることに。ほんと老化って嫌ですよね。
そこで、化粧品売り場でコンシーラーを購入しました。気になる箇所にトントンとのせるだけでシミを隠すことができます。加齢による肌の衰え、また体形の変化はある程度手入れをすれば衰えを遅らせることはできるとは思います。
ですがそれは、他人からみれば気が付かないほどのことなのかもしれません。化粧品売り場の店員さんにも、「シミは気になりませんけど」と言っていただきました。「まぁ一度お試しください」と言われ購入したのです。実際使ってみて、たしかにシミは薄くなりましたがそれで顔の印象が変わるかと言わればノーです。
中年以降の女性の敵は「老け」です。
いつまでも美しくキレイで若々しくありたいと女性は願うものですが、小手先の美しさでそれは叶わないと最近感じるようになりました。若々しく外見を見せるには限界があります。肌のお手入れよりも、もっと簡単に「老け」に対抗できるのは内面から出る若々しさではないかと思うようになりました。
子供の頃にしたドキドキしながらのイタズラや、ワクワクしながら作った秘密基地。将来を夢見てなりきるお母さんごっこ。親に内緒で遠くまで遊びにいった冒険ごっこ。あの頃の純粋で素直な気持ち。好奇心旺盛で探求心にすぐれていたと思います。胸躍る気持ちを大人になって再び持つことが内面を活性化させ若々しくいられるのではないかと思うのです。
昔ながらの友人には「子供みたいなとこがある」と言われ、最近知り合ったひとからは「お猿のジョージ」というニックネームをいただき、先日の飲み会で隣席のひとからは「可愛い」と何度も言われました。これは決して大人の女性に対し誉め言葉ではないでしょうが、内心悪い気はしないのです。だってそういってくれる人は笑顔を向けてくれますもの。
子供心は自分だけでなく周りの雰囲気も明るくしてくれます。
想像してみてください。キレイにお化粧はしてあるけどムスッとしているひとと、くちゃくちゃな皺を深めながらも笑っているひと。どちらが若々しくて素敵に見えるでしょうか。
大人になれば日常の些細なことを簡単に喜んだり、感動しなくなります。「すごいね!」とはなかなか言わないところがあります。子供の頃を思い出してみてれば、毎日新しいことの連続で「すごい!」ことが多かったではないでしょうか。
大人になっても、新しいことに挑戦したり学んだりすることは脳が活性化してイキイキとしてきます。些細なことも大人ぶらずに「すごい!」ことにしてしまえば、生き甲斐も生まれ、活動的になるのではないでしょうか。
これ以上歳を取りたくない老けたくないと思います。けれど見た目を若作りせず、いつまでも子供心を持ってワクワクしながら内面からにじみ出る若々しさをあふれさせて歳を重ねていたいです。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。