占い師のお告げ?還暦離婚後、母の面倒をみると宣言した姉が突然とった行動に驚きを隠せない

<この体験記を書いた人>

ペンネーム: ちもて
性別:女
年齢:52
プロフィール:子育て終了、勝手気ままに暮らしたいほぼほぼ主婦。

占い師のお告げ?還暦離婚後、母の面倒をみると宣言した姉が突然とった行動に驚きを隠せない 5.jpg

還暦を過ぎた姉の口から「実はね、離婚しようと思うんだ」と聞かされたときには、「え、嘘」と思いつつも、まあそんなに仲のいい夫婦でもなかったからそれもありかな、とは思いました。ただ、今更?という気がしなくでもなく、今までも家庭内別居状態だったのだから積極的に離婚しなくても......いや、でもまあ夫婦のことだし私が口を挟むことでもないかと納得したのです。
一方、実家には高齢の母が一人で暮らしていて、近所に住む兄がちょくちょく見てくれているとはいえ気がかりでした。そこで姉は離婚を機に実家をリフォームして母と暮らそうと思う、そして母の面倒をみたいといってくれたのです。この意見に私も兄も賛成しました。

離婚が成立してからの姉は、精力的にいろいろなことをどんどん進めていき、住んでいた家を売りに出し、買い手もほぼ決まり、実家のリフォームの見積もりを取って業者を決定。何もかもが良いほうへ動いているように見えました。

何より母が姉との同居を喜び、そのためにはリフォーム代を一部負担することも提案していたのです。
そんなある日、姉から電話がかかってきました。
もともとそんな頻繁に連絡を取り合うほうでもなかったので、数週間ぶりの電話に「リフォーム済んだ? いつ引っ越し?」と聞くと「いや、それがね」と姉はおもむろに話し出しました。「実は、引っ越すのやめたの」。一瞬何を言っているのかわからなかった私は「え? 離婚をやめたの?」と聞き返しました。そこからの姉の言葉は私には理解不能で、驚きの連続でした。
「もう離婚は済んだの。だから家も売りに出していて、言い値で買ってくれる人もすぐ現れたの。リフォーム会社も決まったんで、契約する前の日に、ふと思い立って占い師さんのところへ行ってきたの。そしたらねえ」。気をもたせるように間を空ける姉。そして、その占い師には10年くらい前にも占ってもらったことがあって信用していると言いながら「絶対にそっち(実家のこと)方面へ引っ越してはいけない、って言われたのよ。少なくともここ数年はダメなんだって。だから、実家に住むのやめたの」。はい?なんですと?「じゃ、売りに出してた家は?」「あ、売るのやめますって言った」。

なぜ、実家方面がダメなのか聞いても占い師がそう言ったの一点張り。それも引っ越す前に聞いといて良かったと言わんばかりの姉に、一緒に住めることを楽しみにしていた母はどうするのかと問い詰めても、期待させて悪かったとは思うけれど、一緒に住んでいたらお互い良くないことになったかもしれなかったから、かえって良かったんだと正当化します。私は開いた口がふさがりませんでした。

案の定、落胆した母はしばらく体調を崩したほどでした。そして還暦を過ぎて一人になった娘の身を案じています。

姉といえば、売るのをやめた家に一人でのんきに暮らしているようです。なんとも後味の悪い姉の離婚劇に振り回された私たちは、それぞれ言うに言えない思いを抱いて、姉とは距離を置く昨今なのです。

関連記事:姪の援助をするべき...?妹の離婚後の生活を見かねて思うこと

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP