「まぁ、勉強嫌いやったらせんでもいいよ」同居する義母の「ユルすぎる教育方針」にモヤモヤ...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:とらとら
性別:女性
年齢:54
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。子育ては「文武両道」の思いでしていました。

「まぁ、勉強嫌いやったらせんでもいいよ」同居する義母の「ユルすぎる教育方針」にモヤモヤ... 4.jpg

今年54歳の兼業主婦です。

結婚してから夫(55歳)の実家で暮らしており、義両親(ともに現在70代)と同居しています。

義実家で生活となると嫁姑問題を心配されますが、幸い義母は温厚な性格でいつもニコニコしています。

いまでも週末などに義父が出かけて居ないときは、私から誘って一緒に買い物に行くような仲です。

良好な関係の私と義母ですが、20年ほど前に子育ての方針で少しモヤモヤしたことがありました。

私は産休を取って休んでいて、いよいよ職場に復帰が近づくと、義母が「これから忙しくなると思うけど、子育てなら任せて!」と言ってくれました。

それはとても頼もしく、ありがたい言葉でした。

実際に産休が終わって復帰したあと、義母は子どもの面倒をよく見てくれたのですが、子育ての考え方の違いに私はモヤモヤするようになりました。

私自身は子育てに対して、文武両道に育ってくれれば一番いいと思っています。

もちろん、個性だったり、得て不得手はあったりするものなので、あくまで理想ですが。

ただ、やりもせずあきらめるのではなく、挑戦して欲しいと考えていました。

一方、義母は「元気なら何でもいいじゃない」タイプの人でした。

ある日、学校の宿題をせずに登校し、先生に怒られて帰宅した息子(当時小学3年生)に対して義母は笑顔でこう言いました。

「まぁまぁ、勉強嫌いやったらせんでもいいよ。元気で笑えよったらええわ」

それを聞いた息子も驚いたらしく、「宿題嫌やったらせんでもいいん⁉」と義母に聞き返していました。

それを目撃した私は、さすがにそれは違うんじゃないかと思ってしまいました。

そのときは私が息子に「宿題はなんのために出されているか」をやんわりと説明し、宿題をやらせました。

息子は遊びに行けずに不満そうでしたが、なんとか納得してくれて、それからも宿題をしっかりやっていたので良かったのですが、義母の言い方が引っかかっていました。

夫にこのことを相談してみたのですが、夫は夫で義母寄りの考え方だったらしく...。

「実際に子育て手伝ってくれるの助かっとるけんなぁ。大事なところは俺らでちゃんと伝えるしかないんちゃうか? 俺も母親からはなにも言われなかったけど、親父(義父)のほうからはきちっと言われてきた気がするし」

夫のそんな話を聞いて「昔から義母はそういう方針なんだな」と理解した私は、結局、義母に口出ししませんでした。

息子はわりと素直に何にでも挑戦してくれる子に育ったと思います。

ただ、息子はやはり甘やかしてくれる義母が好きで、19歳になったいまでも家族間で何かあると義母に助けを求める節があります。

逃げ場所になってしまっているのです。

それはそれでいい面もあると思いますが、当時やんわりとでも義母に「甘やかし過ぎないでください」とだけ伝えておけば良かったと思っています。

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