突然の「ひざの痛み」に襲われたマロニエさん(62歳)。医者に「運動不足のせい」と諭されても、正直、運動を習慣にするのは難しいものです。楽しみながら続けられる運動として、ダンスを始めるシニア世代が増えているようですが...。
※実際に身の回りで起きた実体験エピソードに基づき構成しています。
ご年配の方々が「ひざが痛い」だの「腰が痛い」だのと言っているのを聞いても、ついこの間まで他人事だった私(62歳)。
ところが先日、外出先で和式トイレ(それしか空いてなかったのです)を使った時のこと。
しゃがんだ瞬間、ひざにものすごく負担がかかり、思わず「イタタタ...!」と声に出してしまいました。
それからというもの、しゃがんだり立ち上がったりするたびに、ひざに痛みを感じるようになったのです。
そんな折、定期検診で「お変わりございませんか?」と、おそらく60代のかかりつけドクターに聞かれたので、「最近ちょっとひざが...」と、症状を説明したところ、継続的な運動を勧められました。
要するに「使ってないので常に動かしてください」ということ。
でもそれ、運動嫌いの私には耳の痛いアドバイス。
以前、運動不足解消のためスポーツジムに通ったこともありましたが、途中でやめてしまったし、自宅でユーチューブを見ながらラジオ体操を始めても、三日坊主で長続きしません。
とはいえ人生100年時代、まだまだ先は長いし、このまま放っておいたらどんどんしんどくなるばかりです。
そうならないためにも、今のうちに運動の習慣を身につけておかなくては...。
同世代の友人にそんな話をしたら、長年フラメンコを習っているという彼女が言いました。
「いい運動になるよ。やってみれば?」
「え~、この年でフラメンコを?」と笑ったものの、
――そういえば私、運動は苦手だけどダンスは好きだったな。フラメンコって楽しそうだし、ちょっと面白いかもーー
と思ったのです。
「初心者歓迎」と言う友人に付き添われ、私は彼女の通うフラメンコ教室へ見学に行きました。
恐る恐る入ったその教室は、意外にアットホームな雰囲気。
シニア向けクラスの日に行ったので、私より年上の方も多くてひと安心。
アラフォー世代のスラリとした女性講師の指導で、基本ステップの体験もさせてもらって、これなら楽しく続けられるかもしれない...と、希望の光が見えたのもつかの間、翌々日の筋肉痛のすごかったこと!
おかげでひざの痛みどころではなくなってしまいました。
年を取ると、翌日ではなく2、3日後に筋肉痛が出るというのは、本当ですね。
フラメンコは、なまった体にはちょっとハードルが高かったようです。
若い頃に流行った「誘われてフラメンコ」という歌を思い出しながら、やっぱり地味にラジオ体操を続けようかな...と思う私でした。
関連の体験記:断捨離してたら「遺産」を発見!? 30年以上前の「古いお札」を業者が鑑定してみた!
関連の体験記:92歳の母もシングル、62歳の私もシングル。パートナーを失った後の、それぞれの一人暮らし
関連の体験記:「男遊びが過ぎる」とアラサー娘を心配する友人にひと言! 自分の若い頃を思い出して
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。