父を亡くして落ち込んでいた母。元気になったのはいいけれど家計が...えええ?<後編>

「孫の言葉を受けて、だんだんと母の料理への熱がエスカレート。次第に高級食材を使うようになっていきました。母を止めて元気をなくしてしまうのもイヤですし、どうすればいいのか困っています」

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■孫の言葉に喜び、母の行動はエスカレート!

「私がSNSで紹介するから、ばぁば、お店開けば? 絶対人気店になるよ」

娘がおだてると、母は嬉しそうに笑いました。

「おばあさんシェフが人気者になったら、あなたたちのご飯は誰が作るの?」

そう返したものの、内心はまんざらでもないことが伝わってきました。

母は、私や子どもたちが家にいない日中も料理のことばかり考えているのでしょう。

自分で考案したレシピをノートに書きとめたり、本人曰く「味の研究」をするために友人とあちらこちらに食べ歩きに出かけているようです。

自然と高級食材やこだわりの厳選食材を使うことが多くなっていき、私は楽しそうな母の様子が嬉しい反面、料理の費用への不安が日ごとに増していきました。

月末に生活費用として母に預けているクレジットカードの請求金額を見て、私の不安は的中し、愕然としました。

子どもたちの学費と養育費は元夫から振り込まれていますが、子どもたちもまだまだお金がかかる年頃です。

将来のための貯蓄も考えると、こんなに食費をかけていてはやっていくことができません。

「費用のことも考えて食事を作って」と今日こそは言おうと思うのですが、楽しそうに料理のことを話す母に中々言い出せず、モヤモヤしています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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