「これは傷害事件です。旦那さんを逮捕しますか?」夫からの激しいDVに耐えかねて警察を呼んだ日/chii

モラハラDV夫との異常な結婚生活を振り返っています。

いろんなことを乗り越えて、今やっと平穏な暮らしを取り戻すことができました。

本当に波乱万丈な結婚生活だったのですが、その中でも忘れられない出来事を書いていこうと思います。

【前回】息子の受験を邪魔するモラハラDV夫。ビリビリに破かれた教科書が悲しくて.../chii

【最初から読む】モラハラ結婚生活から熟年別居に至るまで。新婚旅行先のハワイで夫は豹変した/chii

「これは傷害事件です。旦那さんを逮捕しますか?」夫からの激しいDVに耐えかねて警察を呼んだ日/chii pixta_47050944_S.jpg

息子が公立高校受験を決めて、猛勉強していた1月のことです。

この頃、仕事が減少していた夫は相変わらず機嫌が悪い日が続いていたため、私は夫の怒りのスイッチを入れないように細心の注意をはらっていました。

その日、私は息子の勉強部屋に鍵をつけました。

何度も勉強の邪魔をする父親から息子を守るためです。

当時、私と息子の2人が寝ていたのは子ども部屋だったその部屋。

娘がいた時は、娘も一緒に3人で川の字になって。

私は寝床につくためには夫の許可が必要だったのですが、その日は調子が悪く、許可が出る前に布団に入っていました。

すると、1階から夫の怒鳴る声が...。

「おい! まだ寝ていいなんて言ってないだろう! 降りてこい」

ですが、体調が思わしくなかった私は、夫のわめき声を無視しました。

そして無視したことで夫の怒りにスイッチを入れてしまうことに...。

やがて、ドンドンドンと階段を駆け上る音が聞こえてきます。

恐怖で胸がキュッと苦しくなりました。

でも「鍵をつけたから入ってくることはできない、あきらめて一階に戻るかもしれない」と期待もしていたのです。

ところが、鍵をつけたことで夫の怒りは倍増。

「開けろ! 開けろ!」と怒鳴る夫が怖くて怖くて...。

私は布団をかぶって無視し続け、息子は勉強をしている手が止まってしまいました。

そして、怒りが頂点に達した夫はドアを蹴りはじめ最終的にドアを蹴破って入ってきたのです。

入ってくるなり、横になっていた私の足をボコボコと蹴り始めた夫。

私はなぜか「鬼のような形相とはこんな顔なんだ」と冷静に見ていたのですが、次はスリッパで顔を殴られる始末。

息子はその現場をジッと見ながら「やめろ」と止めに入ってくれたのですが、夫の怒りの矛先が息子に向いてしまうことに...。

夫の行動はエスカレートしていき、今度は息子の通学カバンをギザギザに切り始めたのです。

このままでは、殺されるかもしれないととっさに思った私はスマホを手に取り、警察に通報しました。

その時点で夫は急におとなしくなり、1階に逃げていきました。

10分くらい後に来てくれたのはバイクに乗った警察官2名。

警察を呼んだのは、その時が3度目だったと思います。

それまでの2回は、駆けつけてくれた警察官と玄関先で話しただけ。

夫が「家の中に入れたらただじゃすまない」と言った言葉が怖かったからです。

さすがに3回目の通報となると、警察官はただの夫婦喧嘩ではないと、悟ったのかもしれません。

警察官が事情を聴きたいと、私は2階で、夫は1階でそれぞれ事情聴取をしてくれました。

2階に上がった警察官は蹴破られたドアと、息子のギザギザに引き裂かれたカバンを見て、やはりただ事ではないと思ったようです。

後から到着した刑事さん2名にいたっては、私のあざだらけになった足を見て「これは立派な傷害事件だから、旦那さんを留置所に入れることができます。奥さん、どうしますか? 旦那さんを逮捕しますか?」と聞いてきたのです。

逮捕? 留置所?

そんな所に入れたら、後から夫にどんな報復をされるのか。

私は怖くなって断ってしまいました。

その代わり、刑事さんは1階に降りていき夫の話を聞いて「もう2度と暴力はふらない」と一筆書かせてくれました。

そして、私には「旦那さんは今は落ち着いて反省しているから、もう大丈夫だと思います」「また暴力が始まったら、迷うことなくすぐに110番してもいいから」と声をかけてくれたのです。

刑事さんが帰った後も布団の中で震えていた私。

この時は息子の受験勉強の邪魔をしてしまい「最低な親だな」なんて思ったものです。

このDV騒動が、家を出る大きな転機になりました。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

chii

モラハラDV夫の家を飛び出し、7年目のchiiと申します。離婚には応じてもらえずに、現在も熟年別居中です。つい最近、共に暮らしていた大学生の息子が自立をして一人暮らしになりました。某スーパーでサービスカウンターの仕事をしています。パートなので生活は楽ではありませんが、結婚生活が地獄だったからこそ、現在の一人の時間に幸せを感じています。別居直後から書き出した「60代小さく暮らす」お一人様の老後がテーマの「お茶のいっぷく」を書いています。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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