夫が脱サラして始めた居酒屋を夫婦二人三脚で営んできました。
ところが、夫と常連客だった女の浮気が発覚。そして離婚...。
現在の私は一人暮らし。近くに住む孫たちと楽しい日々を過ごしております。
【前回】「男をみる目がなかったな」夫の優柔不断さを「優しい」と勘違いしていた過去の私へ
今回は旦那と別れて一人暮らしを初めてから暫く経った頃のお話です。
正直、旦那の私に対する「愛の重さ」を計っていました。
旦那の私に対する慰謝料、つまり慰めて謝るのはお金に換算するといくらなのだろう...と。
勿論、持っているお金の範囲内でです。
貯金も何もない、むしろ年金や国保など滞納ばかりしている旦那が私に出来る事は、もう家を売ってお金を作ることしかありませんでした。
おかしな話でしょ?
店は繁盛してるし、子ども達も独立してる。
アルバイトさんは忙しい週末に雇うくらいで後は夫婦二人でやってるから人件費もほとんどかかりません。
なのに、蓄えがないと言うのですから。
勿論、給料を貰っていない私が貯蓄することは不可能です。
ですから最後の砦である家を売り払いました。
ローンの残金・諸経費等を払って残ったお金をどのくらい私に回す気持ちが旦那にあるのかなと思ってました。
私はまだ年金を貰える歳ではないし、旦那が滞納していたから年金を貰える歳になっても月に5万もありません。
アルバイトはやっていますが、年齢的にいつまで続けられるかわかりません。
そんな私に旦那はどれだけの誠意を見せてくれるのでしょう。
・・・
結果は、家が売れたお金からローン残金、手数料引いて、その半分でした。
後の半分?
勿論旦那が取りました。
ここから税金払ったんだよ。
車のローンの残金もあるんだよ。
旦那はそう言います。
ある日は私名義にしていた車を売るから、住民票等の証明書を送ってと言われました。
何故車の運転が出来ない私名義かと言うと、旦那は色々とクレジットの滞納をしてローンが組めなくなっていたからです。
私名義だとローンが組めたということはそういうことです。
私は生涯一度たりとも滞納などしたことがありませんから。
そういうことで、財産分与までは色々と手間も暇もかかりました。
結局、財産をきっちり半分にしたって事は、旦那は私に「謝る」意思も「慰める」意思もなかった訳です。
まぁいいか。
その程度の男だったんだって割り切れば。
長女は弁護士立てればもっとお母さんの取り分があったんじゃないの? って言ってくれたけれど、億や数千万のお金じゃないですし弁護士費用だけでも結構かかります。
そんな費用使うくらいなら、旦那にくれてやってもいいかって結論に達したわけです。
たとえ私がほとんど取れたとしても、弁護士費用を旦那が払う事になったとしても、その後旦那の暮らしが成り立たなければいずれ子ども達に迷惑がかかることになります。
だったらもう旦那と半分ずつでもいいやと思った次第です。
旦那は細かい配慮が出来ない人ですから半分でも本気で沢山渡した気になっているでしょう。
むしろ半分に分けてから税金を自分が払ってる事で、俺って偉いだろ? くらいに考えてそうです。
それにしても当初の私の胸算用では一千万は残るだろうと思っていました。
しかし現実は遥かに下の金額でした。
・・・・・仕方ない、これもあの旦那を選んだ私の運命と思って諦めよう(笑)。
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