【50代からの前向き人生】仕事に占領されっぱなし。「私だけのひとり時間」の取り戻し方/中道あん

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。

仕事柄、休みが決まっていない中道あんさんは、仕事を楽しく感じていることもあり、つい「自分の時間」を先送りにしてしまいがちだったそう。その時間を取り戻すべく、心がけていることは何でしょうか?

【前回】8項目の満足度をチェック!スタートの春に考える、人生をバランスよく進むコツ

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「週末」という言葉に憧れます。

週末とは、金曜日の夜から土曜日と日曜日を指すのではないかと思いますが、そもそもそれは休むためにあるようなもので、休みが決まっていない働き方をしている私には、週末という概念が薄れつつあることが気になっています。

仕事に占領されっぱなしの暮らしで、「私だけのひとり時間」を取り戻したいと思っています。

■手帳でスケジュール管理

ひとり時間を邪魔するものは、エンドレスな仕事です。

仕事が楽しくて仕方ないので、いくらでもやってしまうからです。

夫や小さな子どもでもいれば「家族の時間」が必要でしょうが、同居する子どもたちは、もういい大人。

時間を共有することはほとんどありません。

だから、仕事に没頭しやすい環境にある。

でも働くだけの人生もつまらないものです。

もっと人生を楽しまなきゃ。

ということで、1カ月のスケジュール管理は、まずオフ日を記入するところから始めます。

その日は、絶対に仕事を入れないぞ! という意思を込めてピンクのマーカーで印をつけています。

木曜日の午後は一週間のリセットタイム。

午後2時からピラティストレーニングを1時間、そのあと鍼灸マッサージに1時間と少し。

帰りにカフェでお茶をして家に帰ってから犬を散歩につれていく。

ここ4年間ほど続けているこのルーティンが、私の半日休暇の過ごし方です。

ごくたまにですが、たこ焼き屋さんで生ビール片手にたこ焼きを食べて帰ることもあります。

ビール瓶ケースをひっくり返しただけの椅子にすわり、ジョッキを傾け、たこ焼きをほおばる、おばさんが私。

気取りのないひとり時間が心地よい。

時間ができたら「ひとりになろう」では、自ら先送りにしてしまいます。

だから、仕事も家のことも投げ捨てて「ひとりになる日」をまず決めることです。

■誰かといてもひとり時間

仕事というのは、たいてい相手のいることです。

こうやってPCに向かってひとりで原稿を書いている作業だって、依頼主の顔がチラついたりします。

そもそも、文章を書くという作業は読者とのコミュニケーションだと思っています。

その姿は見えないけれど、こちらは話しかけているつもりで書いているので、ひとりだけれど、ひとりじゃない。

だから、ひとりになる時間が必要なのです。

友人と出かけたとして、いくら楽しい時間を過ごしても、家に帰るまでの間にほんのちょっとひとりになる時間を持つようにしています。

それは、楽しくて高揚した自分から、本来の自分に戻る作業というものでしょうか。

誰かといても、自分というものを確認する時間が私には必要なのです。

サラリーマンが仕事帰りに、一杯飲んで帰る気持ちがよく分かります。

人と接するというのは、どこか構えている自分がいるものです。

それをフラットにする時間が必要なのではないでしょうか。

■スキマにひとり時間

私は仕事が終わると、犬を連れて公園に散歩に出かけます。

これまで、スタスタと歩くばっかりでしたが、夕焼け空を眺めながらほんの10分くらいぼーっとしてみたら、すごくリフレッシュできたのです。

犬はとても退屈そうに私の足元をウロウロと歩き回っています。

きっと早く先に進みたいんだろうけれど、私のからだのコリがほぐれるまで、ちょっとの間我慢してもらいます。

忙しい現代人にまとまったひとり時間を取るのは難しいかもしれません。

なので、ほんの少しのスキマをひとり時間に充てる。

例えば、朝15分早起きして朝活する。通勤に1駅分だけ歩く。

ランチタイムにちょっと外に出てみる。

15時にお茶を淹れる。

寝る前に10分間読書する。

ノートに3行ほどの日記をつける。

朝ヨガや夜ストレッチでからだを動かす...。

私の場合は仕事の合間に、アロマオイルを焚いて香りを楽しんだり、フェイスパックをしながらマッサージしたり、3時にお抹茶を点てて飲んだり、観葉植物のお世話をしたり。

10分から15分、スキマ時間に気分転換をかねてひとり時間を作るようにしています。

■週末はご飯を作りません宣言

土日のどちらかは、ご飯を作りません。

ごはん作りは嫌いではなくどちらかというと好きなほう。

でも、それが自分の仕事のように思われるのは嫌です。

そんなに手の込んだものを作りませんが、それでも自分の時間は奪われてしまいます。

だから、はじめから週末は「作らない」ことにしています。

私の仕事仲間で、平日のランチは外食にすると決めている人がいます。

スマホは家においていき、情報もシャットアウト。

そうして、食事をひとりで堪能するのだそう。

まだ、子どもの世話に手をとられるから、そのランチタイムこそ「ひとり時間」だといいます。

日本の主婦は世話を焼きすぎるんです。

家族から、「今日は作らなくていいよ」なんて気の利いたことを言ってくれることは、まずないんじゃないでしょうか。

だから自分から、「作りません」と宣言してみましょう。

きっと、家族からも「どうぞ!」とあっさり言ってもらえると思いますよ。

まず、ひとり時間が必要なことを家族に知ってもらいましょう。

仕事に占領されっぱなしの私ですが、土日のどちらかは外出するように心がけるようになって「週末」を実感できつつあります。

でも、木曜日の半休と合わせても、まだまだ理想の状態には遠いです。

なので、ひとりになって何をしたいのか、ノートに書き出してみました。

それを週末にひとつずつやっていこうかと思っています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

中道あん

「女性の生き方ブログ!50代を丁寧に生きる、あんさん流」主宰。Ameba公式トップブロガー。20代で結婚、2男1女を授かる。結婚22年で夫と別居。55歳「自分らしく生きたい女性のための発信塾」を起業。4歳になるイングリッシュコッカースパニエルと日々の暮らしを楽しんでいる。著書に『昨日とは違う明日を生きるための 新しい幸せの始め方』(KADOKAWA)、『50代、もう一度「ひとり時間」』(三笠書房)がある

『ビバ!還暦 60歳海外ひとり旅はじめました』

『ビバ!還暦 60歳海外ひとり旅はじめました』

(中道あん/主婦の友社)

還暦記念にとうとう海外ひとり旅にチャレンジ。しかも、ずっと憧れだったパリ! ホテルは? 言葉は大丈夫? 現地で何をする? ドギマギしながら準備をし、いざ出発! にわかパリマダムのクスッと笑える、繰り返し読みたい大人のリアル旅エッセイ。


『「誰かのために」を手放して生きる』

『「誰かのために」を手放して生きる』

(中道あん/自由国民社)

これまで「家族のために」生きてきた自分に、革命を起こしてはみませんか。そろそろ自分を大切にして自由を謳歌していい。50歳からは心の贅肉を落として軽やかに生きよう。


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『昨日とは違う明日を生きるための 新しい幸せの始め方』

(中道あん/KADOKAWA)

15年前の私は、今がこんなに輝いているなんて、想像すらしていなかった。「家族のための私」から、「私のための私」に! Ameba公式トップブロガーによる40代からの人生を新しく構築する 「女性版ライフシフト」のバイブル。


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『50代、もう一度「ひとり時間」』

(中道あん/KADOKAWA)

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として普通に生きてきた。でも50代になると人生の転機が頼まれもしないのに訪れる。夫との別居、母の介護、女性としての身体の変化、子どもたちの成長。そこから見つけた「ひとりの楽しみ」をあますところなく伝え続ける、「あんさん」流のアラフィフライフ。50代からの人生を前向きに過ごすためのヒントが満載。

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

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